2018年3月30日(金)

弐瓶勉『アンドソーオン』で頭をぶん殴られた気分がしている。

土筆の卵とじには比較的癖がなく、袴取りが割に合わない作業であったことを除けば、筋張った小松菜の煮浸しのように食べられるね、という感想を持った。しいたけ+バター+蕎麦を和えたものはちゃちゃっと作れる字面の通りのレシピ。和風明太パスタとでも表現すればよいのか、直近で最も驚いた均整のとれた美味さだった。海苔があるとほんとうに香ばしい。

地元各所の桜は今日夕方の時点で蕾から三、四割咲き程度とかなりのばらつきがあった。ここの桜前線は等高線が急でゆっくり通過していくらしいからなあ。早咲きの大木なんかには見物に来たものたちが近寄って、夕景をばきばきと染め抜くような姿を見上げたり、写真に収めたりしていた。嗅覚を奪う花の匂いはとっくに大気を満たしつつある。

星野仁彦『発達障害に気づかない大人たち』という新書がいま手元にあり、こうした分野への解説書扱いで購入したため、早めに読み終えておきたいところ。

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