2021年12月30日(木)

家の窓拭きのあと回収センターに向かい、それから買い出しへ。気になる場所はこれでおおむね綺麗にできたから、あしたは残りの目立たない場所を加点方式で掃除するつもり。こう書いていて思ったのは「ハイスコア? 狙ってるの? なんで?」ということだった。ほんとほっとくと頑張りたがるやつだな、ここからはもう休息に入るところ。ほか予定としては、手元の苗や挿し芽をポットへ移し替えたいのと、餅を仕入れに直売所へ向かいたい。さっきラーメンの生麺を茹でていたところ、左手に持ったスチロール容器の差し水がふしぎに透明で美しいのに目が行って、その揺れる様子をまじまじと眺めながら考えてしまった。儚いこの容器とこの透明な液体とがここに存在するためには、太陽系以前の超新星爆発が二度や三度は必要だっただろうこと。自分のこうした驚きは、もしかしたら感じることそのものは重要ではないのかもしれず、驚きという概念そのものは人間が滅ぼうが存在しているということなど……。ラーメンはおいしゅうございました。ああ、動き続けて疲れた。早くお布団へ行くべし。

2021年12月29日(水)

八百富からやっとマウントアダプターLA-KE1が届き、装着。フルサイズのα7R IIIに着けて撮る31mmはかなり広角寄りだった。最初の一枚はあとあと印象に残るものだからと、庭へ出てめぼしいものを探し、畑のロゼット状なフェンネルと鉢植えの三色すみれを撮った。きょうは洗面所と部屋の掃除を済ませた。あしたは買い物を済ませたり、家の窓を磨いたり、新しいカメラを持って少しふらふらとスナップ撮影もできたら。きのうここに書くのを忘れたのだけれど、放っておくと気が滅入ってしまう。

2021年12月27日(月)

目覚めると軽く雪が積もっていた。なにもせず過ごしてしまった。しまったって、年内のタスクはもう片付いているから、罪悪感を覚える必要もないはずなんだけれどね。地球の歩き方の古本が届いた。『地球の歩き方 中米 2016~2017』と『地球の歩き方 南アフリカ 2018~2019』。前者は中米七カ国、後者は南アフリカ七カ国の情報が抱き合わせでまとめられてる。もっとマイナーな小国だと、紙媒体では刊行されておらず、「地球の歩き方」Web上に情報が掲載されていた。スリナムの情報を紙で読みたい……。なんとなくこのシリーズには、全ての国と地域の情報が個別に書籍化されているようなイメージを抱いていたよ。『地球の歩き方』をめくることは、高校の社会科の授業から僕が連綿と継承している、地球のイメージを養うことの、その延長線上にある娯楽なんだと思う。世が世なだけにたいへん都合のよい趣味と化している。もしかしたら、掲載されているどこかの国へいつか実際に向かうかも知れないし、いまはそれはなにひとつ分からない。とりあえず異邦の成分を補給しようか。今年の晩春から秋頃にかけて、心気症の影響で頭が痺れるようにぼーっとすることが多かったのだけれど、いまになってその症状はなりを潜めた。投薬とストレス量の緩和のおかげだろね。そんなわけで今年の前半は身体のコンディションについて悲観的な思いを抱いていたものの、ここへきてやっと症状を追放可能なめどが立ったから、このまま症状を制御してしまいたい。

2021年12月26日(日)

あれ、きのう書いていなかった。といっても、なにもせずに休んでいたのだけれど。きょうは回収センターへ持ち出したい家具を分解し、ひもで梱包する作業をした。庭の空き鉢やブロック類もここまできたら整理したほうがよかろうな。外壁物置を検討するのに必要だし、パーゴラを計画するのにも影響するから。クレマチスのアドベント・ベルズは寒さのためか、青い葉が花を付けたまましおれていた。雪が降る天気だったしねえ。強い寒気が日本上空にせり出しているとのことで、明朝から年明け以降まで、最低気温がマイナス5度や6度という日が続く予報が出てる。日本海側を中心に大雪となるなか、ここはうっすらと雪化粧をした程度で、しんと冷える夜空には星が輝いてる。あしたから掃除を始めよう。「ユキネコむにゅぐるみS」をポチった。

2021年12月24日(金)

年賀状を書き終えた。あす朝の歯科通いのついでに投函すれば、ひとまず年内の予定はすべて片付く。掃除やチラシ作成については気ままに取り組める性質のものだから、ことし残り一週間、のんびり暮れていこう。おつかれだよ。Townscaper という積み木的なゲームの紹介をTwitterで見かけ、ブラウザ版に触れるうち面白くなり、珍しくSteam版を導入してしまった。住んでみたくなるような建物をさして考えずに設置できる気持ちよさがあるんだよね。今夜はこのTownscaperを遊びながらぼーっとする。それから、ユキネコむにゅぐるみS が生意気そうな目をしていてかわいい。お迎えしたいかと問えばそうかも……この件は少し考える。

2021年12月22日(水)

原付の運用書き換え完了。バイク屋さんが手続きを引き受けてくださったのだけれど、市役所での書類手続きに数日以上かかるのかなと思っていたら、半日で済ませていただいた。寒いなかバイクを預かりに来てくださってありがたいことだよ。オイル交換やすり減ったタイヤ・チューブの交換、手続きや出張代など、一度に整備していただいたために諸々の費用が嵩んだ……。冬至でもあるしと祖父宅で獲れた柚子などをおすそ分け。引き取りを待つあいだ、庭木の手入れをして過ごした。クレマチスのアンスンエンシスやアドベント・ベルズはこの寒さでさえ青々とした葉を伸ばし、花やつぼみまで風に揺らしてる。こうした冬場の彩りは貴重だから、ほかのクレマチスに邪魔されないよう生育を確保してやるのがよさそうだ。同じトレリスで近場に植えてあるサマー・スノーは、こいつやばいのではと脅威に感じる生育ぶりだった。ことしの春先に苗を植えたばかりなのに、春から夏にかけ、幅5メートルを超すトレリスの両側からはみ出す勢いで蔓が伸びた。うーん、このクレマチスは株が充実してから花を咲かせるらしいから、あと一、二年は特に悩む必要もなく、地上部が伸びたら秋ごろにまるっと刈ってしまってよさそうに思う。いずれ庭にパーゴラをつくろうと案を練ってる。そこに這わせたいのがやはりクレマチスのセンニンソウか、アーマンディー・アップルブロッサムで、これらはサマー・スノーよりも繁栄するらしきことをウェブの記事でかじり読みした。次点でロニセラやテイカカズラも候補に挙げているものの、これらは英名がハニーサックル(蜜吸い)と呼ばれるくらいで、さまざまなハチの蜜源になりそうなのだよね。こんもり美しく茂るけれど人が滞在する場には不向きのような気がする。あと、鉢植えで飼っているだけでもロニセラの獰猛さは伝わってくるから、こうしたすいかずら系は管理できなくなった場合たぶんまずい。次の春が来るまでに庭を片付けることができたら、パーゴラにも取り掛かれるのだけれどなー。

2021年12月21日(火)

久しぶりに予定も入れず直売所を覗いたり、TSUTAYAで旅雑誌を調べたり。後者はチラシのため、簡略化された地図がどんなふうに描かれているか探したのだった。こちらのイメージにぴったりはまるような地図は見つからなかったけれど、こうした雑誌の雰囲気は掴んでおきたいと思い、るるぶのオーストラリア版など二冊を購入。なぜオーストラリアに手が伸びるのか棚の前で考えたら、よく知らなさと広がり、海と陸とのバランスなのかな……というところへ落ち着いた。自分は観光地巡りにそこまでの関心はないのかもなと、名所の紹介をぱらぱらめくりながら思う。知らない土地へ行って散歩したり、ぼーっと過ごしたり、いま望むとしたらそういうの。この機会に書き付けておきたいのだけれど、行ってみたいと考えている場所がいくつかある。具体的なのはダージリンとサグラダ・ファミリア。前者はチャノキ栽培を支えるという霧の多い気候やその風景に触れてみたい。トイトレインも気になる。後者については歴史や背景に特別な思い入れがあるというわけではなく、いろいろな作品で取り上げられるたぐいまれな建築物の、その中を覗いてみたいのだよね。旅先に選ぶとしてもあらゆる場所があるだろうに、具体的にここを選んでいるわけだから、そうした意味での思い入れは持っているのかも。抽象的というか、イメージの中に探しているような行ってみたい場所もいくつか。草原、南洋の島のどこか、本物の星空があるところ……など。こういうのは心象風景と呼ぶのかもしれない。長いあいだ暗闇をさまよってきて、いつしか森の中の日だまりや日に焼けた小道を行くうち、風が吹き渡る夕方の草原にきていた、そんなイメージをこれまでの人生に感じることがある。そうした風景は探さずとも生きていけるのかもしれないし、実際にどこか具体的な場所を指して考えているわけでもない。けれどいま思ったのは、むしろイメージをより鮮明にするために現実の風景を探して身を置いてみたいのかもね、ということだった。こうした旅行を気ままにできるようになることは中期的な目標のひとつなので、そのために自分の状況を少しずつでも確実に変えていくつもり。

2021年12月20日(月)

内科と年賀はがきの引き取りを済ませた。ガス欠かな、やる気が失せてきてしまった。今秋以降、それなりにあくせくと用事を片付けたおかげで、年内にやりたいタスクはもう多くないのだよね。ちょっとのんびりしてよいかもしれない。振り返ってみると、気晴らしにぶらっと散策するような機会は、ここ数ヶ月のあいだまったく取れていなかった。年の瀬感も薄いし。マウントアダプターが早くこい。

2021年12月19日(日)

AdobeCCのフォトプランにバンドルされているPhotoshopやそのほかのフリーソフトを使い、アクリル(仮)のチラシというのかフライヤーというのかペーパー、そんなのへ手をつけた。あー、当たり前だけれどスキル不足で思い通りの編集にはならない。この調子だと年内に発行する予定は弛めたほうがよいかも。悲観的になるのはストレスに感じるからで、日程を気にするのは最小限に抑えられたらよいのだけれど。あしたはまた少し立て込んでいるから早めにお布団へいこう。トレイへ種をまいたデルフィニウム・センチュリオン・スカイブルーが続々と芽を出した。一年がいちばん暗くなるときでさえ、次の季節への芽生えが用意されることに、巡りくるものへの確信を感じる。それがあればこそ冬も身近なものとなり、乗り越えさえできるものだと思う。