2023年3月30日(木)

面談。読み終えてお返しした『ゼロになるからだ』の話になり、「『生きることは苦しい、死ぬことは恐ろしい』を『生きている不思議、死んでいく不思議』というように不思議さとして捉えることで、(生きることや死ぬことを手の上に持つように)持っていられるのでは」という感想をうかがった。それとは別に、朝からしんどかった気分がいまの時間まで持続してしまっている。こうしたときは早く眠ろう。

2023年3月29日(水)

午前は産直と神社へ立ちよって桜を撮った。昼ごろNPOさんへ向かい、飲料水の補充のお手伝い。予想外にしっかりめの作業となり、そのあと雑談をして解散するころにはもう日没が近かった。あすは面談と散歩。身体が動くのは好ましいし乗り気でもあるけれど、それとは別に見えないストレスが累積するのもたしかなことだから、今春はあまりがんばらない方針で過ごそう。下降し続けていた疫病の感染者数は若干増えたように見える。

2023年3月28日(火)

歯科にて、ハリボーを噛んだせいでかぶせ物がとれた右の奥歯を、新しいかぶせ物にしましょうとすごく削られた。治療してもらっている立場で勝手なことだけれど、涙目になるほど痛かった……。それから桜並木を原付でのんびり走ったり、散歩をしたり。どこへ続いているわけでもない袋小路の並木通りには、同じように花を見にきたらしい車両がちらほら停まってひと休みしているようだった。NPOさんのところではスタッフさんからお借りしていた覚和歌子『ゼロになるからだ』(徳間書店)を読了。あちらとこちらなのか、そのどちらでもない狭間なのか、不思議な感じがする内容だった。もう一度娑婆へ戻ろうとするものが持たせてもらえる鬼あざみの話が印象的。最近また夜空を前にランプの明かりでひとり夕ごはんを食べてる。この充実した時間を増やせたらよいね。モッコウバラやクレマチスの誘引はたのしい。

2023年3月27日(月)

家事や庭木の植え付けをして、それから買い物がてらアミガサタケ探しのために神社を巡った。こう書き出すと身体はそれなりに動いているんだね。アイロンがけも靴磨きも始めさえすればいつのまにかこなしている性質のものなので、そうした最初の立ち上がりができる今の状況はよいほうかも知れない。すこし疲れた。早めにお布団へ行くべし。土日には雨が降り、いまは桜が3~4分咲きといった状態で、アミガサタケ(ブラックモレル)は出始めるとしたらあと何日かといった感触。

2023年3月24日(金)

耳鼻科ほかあちこちへ。帰りにおもちゃ屋を覗いたのだけれど、ミニ四駆のパーツが並んでいるのを眺めながら、めずらしく嬉しいという感情が湧いたのだった。懐かしかったのかもしれない。感情というのは不思議なもので、過去の記憶なんてもうなんの自覚もないだろうに、確かにここにあり、引き出されるのを感じる。すっかり子供のころの思い出だと思っていたけれど……ついモーターやローラーなど小さなパーツを買ってしまった。それとトレイに種をまいた。広葉のパセリ、晩抽性のディル、デルフィニウム・センチュリオン・スカイブルー、それから夕霧草。どれも舶来もの。夕霧草は成長がゆっくりとのことで、育てるのはけっこう手間かもね。このあたりでも桜が咲きはじめた。

2023年3月22日(水)

NPOさんのところへ。今日はひとが少なめというか、本日の活動は人気が低迷しているような印象だった。ことしもそろそろアミガサタケ探しを始めたい。しばらく雨が降ったり止んだりするようだから、きのこが出てくるとすればそのタイミングかと思う。桜か銀杏の周り/下草はすみれやヤエムグラが生えるような環境/コンクリートや焼け跡など人家の周り/陰か陽かで言うなら陰の場所、くらいが生える条件だと思うんだよね。とある神社で見つけたシロはイエローモレルと呼ばれるタイプだったけれど、タイミングを早めにずらしたら別のタイプも出そうな気がする。

2023年3月21日(火)

掃除や洗濯をがっつりこなし、苗を植え付けたり庭の作業。アクセルを踏むように身体が動くのはよいね。早めに眠って明朝に時間を回そう……という発想が出るのはよい波に乗れるときのもの。『ムーミン谷の冬』は読み終えたから、『たのしいムーミン一家』をことしも作中の季節に合わせて囓り読みするつもり。水色の花を咲かせているプシュキニアやシラー・ミスクトスケンコアナの周りを掘り返してしまい、ちょっとかわいそうなことをした気がする。