2021年5月31日(月)

母のワクチン接種の予約をウェブで取った。地元自治体にて、一回目は今週末の夕方の枠。ここから二度目の接種も滞りなく終わったら、僕にもそれなりな安心感が得られるのではないだろうか。日が傾くころ夕立と雷鳴。排水に難のある箇所が庭に複数あったため、雨脚の盛りに出ていって、シャベルで水はけをよくする作業をしていた。家の屋根から庭の土中へと埋もれていた雨どいを少し前に掘り出したのだけれど、その配管に作ってしまった裂け目から、水がこんこんと湧き出していた。こんな時だけ感じのよい泉だ。これについては、配管の先端を後日きちんと掘り出して、そこから排水できるようにするつもり。母の談によると、その泉が現れたおかげで樋のつまりが解消され、軒の上からの雨漏りもなくなったという。やっぱりこのへんの流路の問題は解消しておくべきだ。庭全体に傾斜が掛かっているため、大雨となると水たまりのできる場所がある。いずれ庭へ歩道を敷設するとしたら、そこに段差を付けるか雨どいを仕込むなどして、排水経路も一緒に埋め込むのがよかろう。気分は依然沈む。

このバンドの『帰らざる日々』アレンジが心地よく、中古CDのBeautiful/Memorableをお揃いで手に入れた。

2021年5月29日(土)

午前から夕方まで母と、居間の窓やサッシを念入りに掃除した。そこは長いこと開けることのなかった場所だったのだけれど、軒下もすっきりしたことだから開放できるように、と手を付けたのだった。入念に掃除したから、今後は小さな踏み台を置いてそこから出入りできるようにしたい。ほか、庭の軽い草むしりなど。途中で夕立が降った。

2021年5月28日(金)

相変わらずしんどい。原因は分かっているから、落ち着くまでなんとかこの気分の浮き沈みをしのごうな。大叔父の思いがけないエピソードを母から聞いた。それと個人的な憎悪には関連がないのだけれど、勝手に振り上げた拳を下ろせなくなるというか、自分を棚に上げられなくなるというか。しばらく休息を優先する。

2021年5月26日(水)

花壇用の領域を耕して堆肥など漉き込むところまで片付いた。昨日雨が降ったおかげなのか、固く締まった土はシャベルで削りやすい気がした。初めに手がけてからなんやかんやあって十日以上掛かってしまったけれど、庭の作業はこれでまたいくらか進行するはずだ。元はといえば母がいまある花壇を広くしたいと言ったことが切っ掛け。一度やればもう手がける気は無くすだろうと思ったから、通路の邪魔にならない限度で倍ほどに広げた。あとは母が好きに使うはず。そのほか、庭に侵入してきた篠笹の芽を切って回ったりした。これは篠笹がファランクス陣形を取って放置されている隣の敷地をどうにかしないかぎり、焼け石に水というかジリ貧なのだけれど、そちらの持ち主もなんとかする余裕はなさそうだと聞いた。幸い人が通ることのほぼない山道を挟んでいるからそこでなんとか。園芸品種なほうのあけびに小さな実が一つついていた。秋まで無事に大きくなるとよいな。祖父宅から移植した五葉のあけびは根付いてくれたらしく、ぶつ切りにされた蔓から若葉が吹いていた。あけびには自家不和合性があるとのことで、これらの株が互いに助け合うのは来年以降の話。

2021年5月24日(月)

敷地の手入れなど。二鉢目の白万重はやっと植え付けることができた。花後の球根植物は草姿がだらしなくなるから、結実部や枯れ始めた葉先は思い切って取り除いた。作業は秋頃になると思うけれど、分球しすぎたムスカリや水仙は掘り起こして間引こう。夕方になり、フォンド・メモリーズの一番花が開き始めた。去年秋に咲いた一輪は迷ったような季節外れの花だったから、ちゃんとした姿を確認するのはこれが初めてになる。フロリダ系の大輪かつ花持ちがよい種族とのことで、あと一、二年かけて株を充実させれば、多花性を持つだけに見応えのある咲きっぷりになると期待してる。近くの日陰に植えたすいかずらのグラハム・トーマスにも房状のつぼみがいくつか付いていた。この種族は、伸びる枝に関してはべらぼうに伸びるから、小まめに様子を見てきっちり誘引する必要がある。その蔓の伸びかたには攻撃性というか、がるるる、という感じの攻めの姿勢を感じる。居室でかわいがっていたほうのグラハム・トーマスとジャスミンの茉莉花は、春先にばっさりと刈り込んだもののたいしたダメージもなかったようで、枝が勢いよく伸びてきたところ。いまは室外機の上で外の風を謳歌してる。雨が降り続くようになると多湿で病気になるから、そのころには取り込んでやろう。鉢植えの小くちなしは矮性だけあって展開がとても遅く、花芽が付く気配どころか枝もほぼ伸びないうえ、少し水をやりすぎるとびっくりして葉が黄変してしまう。しびれを切らしてオンラインで一重の普通のくちなしを注文してしまった。この時期はどこへ行ってもくちなしの苗を売っているけれど、並んでいるのは八重咲きの苗が多く、一重のくちなしを店頭に見つけようと思ったらけっこう探す必要があるようだった。僕はくちなしに対して花の香りを求めており、花そのものは一重の素朴さが飽きないだろうと思う。

2021年5月23日(日)

庭の斜面部分に芝を張った。去年、母が芝生用の除草剤を雑に使い、芝そのものも枯らした場所だ。そういうことは仕方ないから季節を逃さずに植えようという流れだったのだけれど、床土や目土を入れたりもして作業が夜までかかった。もう梅雨だから大雨が降れば貼った土が流されるかもしれない。なので高麗芝のシートは割高になってしまうけれど、ます目をずらしつつ隙間なく敷き詰めた。目隠しの植栽の植え付けとこの件については、あとは見守ればよしという待ちの態度になったから、多少は気楽。庭やそのほかにもやることはたくさんあるけれどさ。金曜に母のワクチン接種案内が届いた。予約を取るにしても電話では繋がらないだろうねという話になり、次の予約受付開始日に僕がウェブで手続きをしてみることになった。どうせ困っているだろうからと大叔父の予約も引き受けた。ただ彼については個人的に憎んでいる発言があり、それとこれは別なんだということをわりあい頻繁に思い出している。

2021年5月22日(土)

園芸センターへ向かってギンマサキとレッドロビンを購入。その日のうちに庭へ植え付けた。あとは目隠しとなるよう育ってくれるのを待つばかり。気がかりだった作業がこれでまた一つ片付いた。といっても、やるべき庭の作業はいくらでもあるから、ひとつずつ取り組めたら。