ギブスンのニューロマンサーを読み始めた。脳神経をちりちり焦がす系、今はあまり好みではない。同作者のディファレンス・エンジンはハードカバーで手に取ったこともあってか、重厚な趣があった。
土臭い本も読みたい。狐笛のかなたあたりを読み返そうか。少しずつ、桜が咲くころに。
ジョン・ハリソンの本が二冊、本棚の肥やしになっているが、この辺を引くと際限なく同じ棚の大航海時代肥やし本に取り憑かれるのはわかっている。そういえば十年近く前に見かけた岩波の大航海時代叢書と大旅行記叢書、あれは古書で一冊につき二万円の値がついていて、手元に置くのは諦めたんだった。
……うあ。いまAmazonで検索したら中古本で軒並み千円以下だ。そして現在もシリーズの刊行続いているのね。いつか揃えて囓り読みしよう。いま手に入れたところで嬉しくもない。こんな分厚い何十冊というのも読み終えないだろうし、年食って生きていたらだね。
ニューロマンサーに極北の動物誌と現代俳句歳時記春あたりを並べておく。