2021年1月31日(日)

玄関の内側に収納ボックスを置いて、雑然としていたものをしまった。二年前に植えた蕗からふきのとうを大量に収穫。やたらボリュームのある芽を半分採ると小さなざるがいっぱいになった。それで作った蕗みそが夕餉の肴。生えている残りのふきのとうはふきバターにでもしたものか。あした歯科の予約があるからこのあたりにして眠ろう。友だちがリングフィットを手に入れたとのことで、僕もただ筋トレするよりはまたゲームしながら鍛えようかなと思う。

2021年1月29日(金)

新しいスマホが届いた。移行はすんなり進み、以前の環境をだいたい再現できた。なんとかなると思って始めたことだけれど、こうした便利さを用意してもらえると使い続けようと思うものだね。まあそれはGoogleの手のひら。Moto X4はボタン上のジェスチャーで操作していたものの、AQUOS sense4はランチャーとの相性から、11へのアップデートが回ってくるまではナビゲーションバーを使うことになりそう。IIJmioのカスタマの方とやりとりをした中で、交換補償は合計二回まで使えるのではなく、一年あたり二回までで複数年利用できるサービスなことが判明した。とりあえず週末の夜につきラジアンF待ち。

2021年1月28日(木)

なんか金曜な気がしていた。あすあさっては広い地域で暴風雪とのことで、今朝のラジオからは「今日中に備えを」というアナウンスが聞こえた。町なかの直売所でしもつかれを見かけてうまそうとレジへ持っていくと、レジのおばちゃんに「若い人も食べるんですねえ」と話しかけてもらった。うまいです、手作りのしもつかれはこの時期にしか見かけないからつい、などとぼそぼそ話す。飲んべえの中にはしもつかれに舌鼓を打てる層が十分いるはずなのだけれど、この郷土料理は事前に知らなければ販路とシーズンが不明瞭だろうから、そのため需要と供給があまりかみ合っていないのだと思う。基本的には家庭ごとに作り消費するものなので、量販もむつかしいだろなという気がする。地域に密着した商店や産直で立春くらいに取り扱っているのだよね。なんだかんだ書いてしまったけれど、しもつかれはおいしかった。複雑なまろみが好きだ。いま換気のために窓を開けたらあたりがうっすらと白い。いつの間にか雪が降ったんだ……。

2021年1月27日(水)

日中は強風。少し前に書いた世界史の教科書は第二次大戦まで読み進めた。人類は戦争ばかりしてないか。確かに、国家や権力者がどう振る舞うかを知れば、これからのそのことも想像できるかも知れない。ウィルヘルム2世からヒトラーにかけてのドイツとか、国が国にカツアゲをして止める者もいないなんて、ジャイアンもびっくりだよ。いまだってなにひとつ笑えないしね。それはそうとして、歴史はそこそこ楽しい。長らく積んできたその手の本が紐解かれたがっていることを感じる。創作と関連して、やっぱり積んでいる大航海時代あたりまでの博物/探検/旅行ものも読んでいけたら。アクリル球の世界を移動する旅行者たちのお話を、不連続なパッチワークのように展開することを考えている。こっちの地球の世界遺産について知ればあちらへのイメージが間違いなく広がると思い、ひとまず『絶対に行きたい! 世界遺産120』という文庫を手に入れた。現時点での全ての世界遺産が網羅された書籍ってないのと見ていたら、そういうのは世界遺産検定1級とか2級の公式テキストらしい。なんかすみません。ほかのもっかの読みさしはムーミン谷の冬とヤスパースの哲学入門、ワーズワース詩集。哲学も詩も面白いと思えるようになったけれど、それにしてもなぜ一向にページが進まないのだろう……。たぶん乱読なためだけれども。認知機能が落ちると一冊の本に集中することも大変で、紙をめくる体験込みで読書を娯楽として楽しめているけれど、一日一冊読めた昔のことを思い出さないと言うと偽りがある。僕のこういう散漫さを制御するには、喫茶店で読書するのがよいのかもなと思う。見栄や元を取る気持ちも込みで自主的に読書を強制できるから。まあ疫病の状況次第。最近なんとなく気になるのはロマン主義やアールヌーヴォーという言葉。もしかしたらそのへんを好きになれるかもという思惑を持っている。いまなんとなく思いついて検索したところ、自分がときどき抱く驚きそのものな概念を見つけた。タウマゼイン – Wikipediaというもの。この気持ちに哲学が道筋を用意していてくれたことがうれしくて、涙が流れる。

2021年1月26日(火)

とちぎテレビにて、先週から水曜どうでしょうのコスタリカ編が始まり、いまそれの録画を観てる。大泉さんが使っているカメラはペンタックスのバケペンだろうか。現状の壊れたスマホはメーカーへ修理に出すことにして、新しいスマホもIIJmioで契約する方向に決まったため、それらの手続きをオンラインで済ませた。そうすればどちらも簡易防水になり、一台はバックアップに回せるんだよね。こうして一台きりで故障すると不便を感じるし、ふだん端末を湯船へ持ち込むから、防水スマホを廉価に抑えておくことが個人的に重要な点となった。一週間後にはどちらも使える状態になって揃っているはず。新たに契約するのはシャープのAQUOS Sense4(SIMフリー)という、標準的な性能に加えてバッテリー持ちのよさが特徴な売れ筋機種。いまになり思うのは、家電は便利で目立たないのがよいのであって、色合いや道具そのもので自分の個性を主張するのは疲れるようになった、ということ。考えが変化したのか加齢によるものなのか分からない。午前中にへこんでいた気分は午後になり持ち直した。そのへんがわりとぐらぐらしているのは冬場や世情が影響しているか、もっと細々とした周囲の環境によるものかも。撮った写真をコンビニでポストカードに印刷し、福岡と大阪方面へそれぞれはがきを書き、ムーミンの切手を貼って郵便局へ投函した。レッグレイズとロシアンツイストくらいならリングフィットを起動せずともやれるね。もっかの人付き合いは、相手の反応に応じて出方を変えるのではなく、まずは受け入れてもらえるという前提で接する、という方向。どちらもさほど変わりはないかも知れないけれど、分水嶺は微妙に位置を変えるかもと思う。このごろは朝目覚めるときにヒヤシンスの花の香りが満ちている。

2021年1月25日(月)

なんか落ち込むなー。こういうときは眠るべし。スマホのUSB-C接続部が壊れたようで充電できなくなり、バッテリーもすっかり切れてしまった。おおよその個人的なデータは外部スロットに入っているけれど、本体側にうっかり避難させずにいた画像データが一部あり、それが惜しい。忘れることだ……。

2021年1月24日(日)

薄く雪が積もった。なかなか冷える日。アクリル球に書いたり消したりしていたランドメイクに進展がないので、その対策を試みていた。感覚だけでやるから落とし所が設定されていないことが問題なのかもしれない。地球上の陸地は現状で唯一かつ解像度最大のお手本だから、そこへ地域の要素やイメージをふんわり寄せたい。のであれば、地球上の各地域ごとに特徴を書き出し、それらの概念を参考にしながら海岸線を引くことで、より具体的な到達地点が見えてくるのではないだろうか。ということで地球上の地域の特徴や持っている偏見を書き出しているところ。こうした他の人にはよく分からないことをやっていると、自分の持つ理解の濃淡が可視化されてしまうな……。僕は北アフリカやアンデスへのイメージをあまり持っていないらしい。もっと粘って各4~5要素見つける予定。こうした要素をほどよく組み替えたり別のものに置き換えて、すでにアクリル球の上で存在自体はしている陸地に対応させ、イメージと物理的な輪郭を付与していくのだ。中央アメリカの「種の宝庫」なんかは連想で「妖精界」に置き換えてみると、「古代都市」と相まって新たな地域のイメージが思い浮かぶ。当面はこんな感じで、こだわりの強さといい加減さの狭間を行ったり来たりしながら、アクリル球の世界を相手にしたい。それから、ポンコツのくせに完璧主義というのは歩留まりがあまりにも悪いから、せめて先の自分がなんとかするだろという気持ちで、見切り発車もできるようになれたら。

2021年1月23日(土)

庭木を四本移植。残りは二本だけれど、株が大きかったり直根が太かったりして、掘り起こすのは骨が折れそうだ。時間はあるからこつこつやろう。これが片付けば庭の真ん中にいい感じのスペースが増えるから、なにを植えるにしても場所を自由に使えるようになる。いま窓を開けたら雪が降っていた。雪雲に覆われた空は星空よりもほの明るく、雪片が降る小さな音と風景の背景音のほかは、とても静か。雪のにおいと静寂は烏龍茶の味わいを引き立てるから、今晩はお茶を淹れて過ごそう。

2021年1月22日(金)

歯科でインプラント治療の同意書を渡された。サインすれば僕は再生医療の庇護を受けるわけか……。それからうちへ戻ってきて、庭木の移植の続きに取りかかった。掘り上げてあるばらとあじさいを定位置へ。あしたはきょうだいと、午後からまたごみを回収センターへ持ち込むから、そのあとで時間があればつつじ2本とさるすべりを植え付けたい。これから金曜の夜につき、園芸図鑑をめくってラジアンFを待ち、まったりうだうだするのだ。なんにしてもやるべきことがあってそれを遂行しているときは、答えのない問いや虚無に向き合うことから解放されているときなのかもね。レスリー・ブレムネス『完璧版 ハーブの写真図鑑 オールカラー世界のハーブ700』(日本ヴォーグ社)を古本で購入。これいいなー。メジャーな種から、地球上における利用価値の高い野草、というレベルまでのハーブが載ってる。前から手元にある『ハーブ図鑑200』(主婦の友社)も、よく知られたハーブに焦点を絞っている点では十分に目的を果たしてくれているものの、めくるうちにこちらの目がいくぶん肥えるわけでして……。量子力学がハーバリストの考えを裏付けるなどの記述にはそういう本かーと思うけれど、僕は趣味と実益を兼ねた植物を育てるのが好きなため、この700種は苗が手に入るかどうかを別としても、楽しく目を通せそうだ。