2019年11月30日(土)

だらだら。早めに眠って、あすは道の駅巡りにいけたら。湯船で過ごす時間が伸びると持ち込むものも増える気がする。入浴剤やスマホに続いて、食べ物や飲料も抵抗がなくなってきた。脱水して汗をかくと立ちくらみが起きるから、水分補給できるものを摂りながら、というのは理に適ってる側面もあると思うんだけれどさ。まあ居心地いいんだよね。

2019年11月29日(金)

さんむい。那須岳とその向こうに見える会津の山々が雪化粧をしていた。未撤収のプチキュー(一粒きゅうり)は、おそらく今朝の冷え込みにより葉がしわしわに萎れた。片付けなきゃね……。

臨時収入があってAmazonギフト券5000円分が届いた。むう。どうだろ、これを元手に、自分にクリスマスのプレゼントをするというのは。去年はムーミン・コミックス全14巻を自分に贈った。そのときから、次はトーベ・ヤンソン・コレクションを手に入れたいと思っていたんだ。どちらも一度に揃えるといいお値段するけれど、ヤンソンさんの作品はあまさず享受したいもの。

秋に読むと決めている『ムーミンパパ海へ行く』と『ムーミン谷の十一月』は、いま手をつけているところ。冬のさなかに読みたい講談社文庫の『ムーミン谷の冬』は物理的に綴りが解れつつある。これはこれで愛着が湧くけれど、読みやすい他の版があってもよいかも。

さっき届いた県の防災メールに大雪注意報の発令された市がちらほら見えた。これが県内に出るの、今年は今日が初めてのように思う。山沿いはもう雪かー。

2019年11月28日(木)

今朝から気温は低くなる一方。明日の最低気温は予報だと-3.5度だとか。北海道なんか全域で真冬日の予報が出ているし、北日本の風雪は当り前みたいに報じられるようになってきた。季節は冬の入り口に差し掛かってるなー。地域の産直には、人の出入りの緩急から来る(と思う)あの「銭湯にかぽーんと音が響く」ような、年の瀬のゆるい雰囲気が漂い始めた。クリスマス前にまた、例の高台に立ち寄ろう。一年のうちでも夜景が綺麗なはず。

2019年11月27日(水)

日がな霧雨の降る日。母と鷲子山上神社に参拝してきた。この神社は近年、フクロウの神社として親しまれるようになったところらしく、僕は今回が初めての訪問。ぎょっとするような坂道を数キロほど行った県境の山の上に、太い杉の木立に抱かれた境内がある。雰囲気のよい茶屋や社務所の前を歩いて行くと鳥居の奥に楼門があり、そこから伸びている96段の石段(往復することでふくろうという語呂合せ)を登り、本殿や樹齢千年というご神木の杉に至る。きょうは付近の遊歩道沿いに植えられている山茶花を見に来たのだけれど、そうした花が咲くにはまだまだ時期が早かった。さりとて紅葉には少し遅い周辺をぐるっと散策。地元の人たちから奉納されるらしいフクロウの石像が遊歩道のそこかしこに佇んでいるのを、まばらに撫でて回る。山茶花のほか、紫陽花も数多くの品種が植えられており、それは季節を通して来訪者が周りの風景を楽しめるように、という配慮らしかった。赤い縁台があると華やかな感じがするものだなあ。帰り際に「日本一の大フクロウ」像のもとへ立ち寄って、帰途。平日の閑散とした雰囲気の中、大フクロウ像の傍らの願掛けスペースに数名が並んでいたのは、年末の宝くじ関連だろうか。金運の御利益があるという文章をちらほら見かけた気がする。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観る。二度目。この物語で最初に目にしたのが地上波で流れていたこのエピソードだった。旧三部作/新三部作を回ってくるにあたって『フォースの覚醒』で事前に得た情報は、程よくネタバレというか、いろんな関係が次第に繋がってくる楽しさがあったから、結果的にはよかったかも。これって家族の物語なのかと思えた切っ掛けなんかはカイロ・レンの「祖父よ」というせりふがあったからだし。C-3POがR2-D2に言う「かわいそうに、まるで別ドロイドになってしまって」からの「おかえりR2、さびしかったよ」に、こちらまで愛しさを感じる。

2019年11月26日(火)

市場を覗いたついでに祖父のところへ寄る。買ってきたぶどうを一緒に食べつつ近所の観楓スポットの話をすると、彼には珍しく「見に行ってみるか」という。ので、昼餉ののち、御殿山へ向かった。祖母と桜を見に来たことは近年にもあるそうだけれど、この時期にここの紅葉を見に来たのは小学生以来で、七十年ぶりくらいと言う。いまは銀杏が葉を落としつつあるころで、木々も色褪せ散り始めており、祖父は「来るのが少し遅かった」などと言った。軽くあたりを覗って引き上げる感じかなーと思っていたら、意外なことに祖父は、紅葉を背に自分を撮れと言う。慌てて数枚ぶんのシャッターを切った。家に戻ってからカエデの植え込みを背に、更に数枚撮る。彼は「お前に(カメラで)写真を撮ってもらうのは初めてだ」などと話していた。写真嫌いな祖父なりのサービスなのかも知れない。僕としては、撮れと言われて即座に「これは遺影候補かもな」ということが脳裏を掠めた。だとしたら準備もなく広角で人を撮って大丈夫か。それからお茶を飲み、桜のほだ木の話などをして、帰途。

2019年11月25日(月)

寒さの訪れとともに関心が内向的になってる気がする、というのは去年もそうだったような。あのときはとにかく体力を温存して厳しい気候をやり過ごしながら、精神的にはずいぶん参って、ただ春を待ちかねていた。そういうやつれの対策として、長湯の習慣を付けたことにずいぶん助けられたように思う。というか、辛かったはずの前の冬をこうして俯瞰しているときの自分の感情の中に、懐かしさのようなものがあるのはどういうわけだろう。いま余裕があるということなのか、辛いなりに注ぐ感情はあったということなのか。それともただの、季節への哀愁か。もっかの冬への対策としては、生活の各所に工夫を差し込む、というのが冴えないなりに有効そう。先ほど触れた、入浴剤とお風呂でラジオの組み合わせとか、そういうの。

2019年11月22日(金)

意味のよく分からないことで励まされることってある。かつてのサークルの友人が虹色の旗を持っている写真を見かけた。今朝は雨が降っていて、とても寒かった。アメダスによれば夜半には氷点下の冷え込みとなっていたそう。いまも降ってる。明日より開催のAPOLLO 10で掘り出し物を聴いて回りたい。