2026年6月30日(火)

小さな菜園にはマルチングが張ってあるのだけれど、すき間から雑草が生えてきてる。バジルの花芽掻きといっしょに世話しとかないと。アーティチョークとフェンネルはぐいぐい伸びてる。この子たちは多年草だから当面は大きくなるのを見守るだけ。別の場所のコモンセージに勢いが出てきたから、こちらも摘芯しておきたい。明らかに気力が尽きている体感があって、ついまどろんだつもりがしばし眠りこけていた。ぐったりしているねー……。こうしたときに薄ら感じる義務感はゆとりを狂わせるから放っておくほうがよいのだけれど、片付けたほうがよいタスクというのもあるからできることをね。夜更かしせずに眠ろっか。

2026年6月28日(日)

土曜の夕方、都内へ向かった。歌舞伎町のカプセルホテルにチェックインしたあと、近くにあるとあるバーへ。そこがどんな場所なのか、ずっときてみたかったんだよね。思えば週末の夜だから街はいちばん賑わう頃合いなのだけれど、なるほど猥雑というか混沌、みたいな路上の往来があった。当該ビルを見つけおっかなびっくり入って、初対面な他の方やマスターと話をしたり伺ったり。気負う場所でないのは確かだからと、無理に会話に混じるより聴く側に回り、へー、という感じでそうしていた。お話しした方曰く、そのバーは人生の岐路で迷っている人々がくるのだそう。帰り際、自己紹介がてら周りにお渡ししていたポストカードを、ある方がまとめてほしいからいくらですかと申し出てくださり、持ち合わせていたセットのをお買い上げいただいた。うれしかったなー。お店を出てからはエスニック料理店でごはんを食べ、シーシャバーでぶくぶく。都市は情報と刺激が多すぎて気分の波に影響が出るなんてぼんやり考えていた。場というものをじぶんなりに探すようになって思うのは、もうメンバー間で関係ができあがっていて「間に合ってます」という入り込めない雰囲気があるところと、そこにいてとくに居心地を気にせず過ごせるところとがある、ということ。その夜のバーは後者で、人見知りなりにいつかまた行こうかな、と思う。脈絡のないことだけれど、スマホもないころ二丁目界隈に出入りしていたの、あれはどういうバイタリティだったん。ホテルへ戻り翌日は新宿~渋谷周辺の帽子専門店を巡った。キャスケットが欲しいと前々から思っていたのだった。キャスケットは学生のころからあれこれ愛用していたものの、ここ幾年かはそれに守られる必要もなくなり、ご無沙汰していた。そうした縁のなくなった時期が、かえってふつうに服飾小物として惹かれるようにさせたのかもしれない。店舗を巡るもサイズの合わないものが多くて見送るうち、CA4LA表参道店でフルオーダーできると分かり、そのように。工房の担当の方たちはいろいろな注文を受け付けてくださった。注文したらできあがって終わりという流れではなく、一ヶ月ほどしたら途中で一度、仮縫いに伴い来店して確認が要るとのこと。個人的に色の組み合わせがどうなるかわかんないな……。こういうふうにとはその場で決めたわけで、時間が経てば感じかたも異なるはずだし。それはまたいずれ。CA4LAは帽子に手を出した当初からお世話になっていて、最初の出会いはたまたまだった気がするから、縁かもね。そのあと帰途。窓と机の前で過ごしつつ、あのカプセルホテルのベッドの静けさより、こちらの夜の物音のほうが静かなのにいろいろな音が聞こえる、とか思っていた。水が合うということなのだろな。なんとなくで週明けからの予定を思うのは夜には余計なこと。のんびり。

追記:美輪明宏さんの訃報を知った。マイノリティの大先達のように感じたり、その言葉や在り方に感じ入ることも多々あったし、誕生日が同じなこともちょっとうれしく親近感を勝手に感じていた。悲しみよりもっと別の感情で見送ろう。

2026年6月25日(木)

なにごともなかりし日。これから台風接近で小雨。宮崎光学のMS-Optics ISM 50mm F1.0が新古問わずどこかに入荷したら通知がくるようにした。ChatGPTにF1.1以下のレンズでじぶんの作風と合いそうなものを調べ上げてもらって、最終的にこのへんかなーとなったのがこれ。先日のTさんと微妙に被るね……することが違うからそれはよいよ。エクステンションチューブやヘリコイドアダプターをいくつか取り寄せ、手持ちのレンズたちと組み合わせてみて、おもしろいかもねとなったのがOreston 50mm F1.8をマクロ仕様にするかたち。これはトリオプランほどではないけれどボケが暴れる系譜で、ペンタコンの先輩に当たる。前に庭のマートルを撮った折は玉ボケの乱舞になったから、寄れるようにしたらおもしろそう。ただ晴れの日を狙う必要があるから、台風が通り過ぎるまでは手元で触っているだけ。それからChatGPTに、写真のシャドウがプロらしく品のある青緑に締まるような、トーンカーブだけ弄るLightroom用プリセットを指示して生成してもらったら、あまりにばっちりはまるものを出してきて、参りましたという感じ。ただ机の上の花をスマホで撮っただけの写真に適用してみたら、簡単に自分を超えるものをお出しされちゃった。まあでも予想していたことはその通りのようで、カラーグレーディングを弄るよりトーンカーブを直接弄るほうがリッチで丁寧な色作りができるし、できるひとはそうしているのだろう。定番の三点打ちでは雑で、六点くらいでやるといい感じ。さて、どうしたものだろ。じぶんは撮ったものを編集にかける際、色作りは毎回その場でいちから手探りでしてる。出来はぶれるし手間だけれど、そのほうが遊びでおもしろいし、それで続いてはいるんだよね。作品作りということでいうならこれはじぶんにとっては正解。ただ、じぶん用のプリセットを作ったらあとは編集はそれに任せて、身の回りのものをたくさん撮ることに専念すべし、というとあるプロの言っていたこともまあわかる。とりあえずChatGPTに生成させたトーンカーブのプリセットをベースに、じぶんの日常用の基本色はつくろう。あとで。それを適用するときでも上乗せする色作りはカラグレでできるから。雨の音を聞きながらのんびり。

2026年6月23日(火)

だらだらと過ごした日。日曜は夕方ごろに、写真家のKさんのお宅がある高原の奥地へ。五年かかったとは仰っていたけれど、よくこんな瀟洒な別荘らしさに満ちた家をセルフビルドしたものだなと思う。メインのお客であるもうひとりの写真家のTさんともご挨拶して、その日は食事も含め夜二時までお話を伺ったりしていた。Tさんは一眼カメラのボケそれ自体を愛でるジャンルの第一人者で、こちらと同じく花撮りということもあり、機材や作品をはじめとした話に。ボケを弄るために収差コントロールの可能なレンズを使っていらした。135mmのDCニッコールと、もうひとつが宮崎光学/MS-OpticsのSONNETAR 50mm F1.1という、これも収差コントロールのできるレンズ。一見、検索しただけではその収差コントロールについての情報は見当たらないから、よほど情報収集されているらしい。見てびっくりしたほど小型なのに大口径の明るさで、職人がひとりで作っているブランドのレンズだそう。これにエクステンションチューブとヘリコイドアダプターをつけて撮っているとのことで、その機材を触らせていただいた。びっくりするほど大きなボケが出る。シルバーメタリックで、小ささとシルエットがとても可愛らしい。プロともなるとこんな知る人ぞ知るようなレンズにまで目を利かせているのか……。こちらがライカの50mm F1.0について考えていることを話すと、ライカが魔界であることを伺った。ライカのレンズとボディで揃えて撮れば、ライカらしい素晴らしい画が出てくるけれど、それがよいとなればいくら個性を持った撮り手でも撮って出しで満足するようになりがち、ライカの画に呑まれる、とのこと。プロでもそうなるそう。それは困るけれど、どうだろ。お二人が属している業界や団体のことなどいろいろ話題はあったのだけれど、ひとまず二時ごろ就眠とし、月曜となった翌日も朝ご飯をいただいてから昼まで三人で雑談してお開き。そのあたりはきのこが豊かとのことで、山ほど採れたコウタケの写真を見せていただき、旬にはきのこ採りにきますとKさんと約束した。うちへいったん戻ったあとは駅へ向かい、新幹線も使って都内の恵比寿へ。そこで展示をされている作家さんの作品を拝見した。そのあとごはんを食べに近隣をうろうろし、カプセルホテルで一晩過ごしたのち、火曜日のきのうに帰途。杢のことで気持ち的にはあいかわらず沈んでいるところもあったはずなのだけれど、忙しさがあると感じているひまがない、というのはあるね。疲れることだからもうやんないけれどさ。夜の街を歩いたり電車からの街並みを眺めつつ、都市は孤独でむなしいと思った。一見賑やかで活気があるけれど、人間と構造物しかいない。ほかの生きものに許された領地は鉄道脇の葛が茂るようなわずかなやぶばかり。これはじぶんの感じかたの話なのだろう。街暮らしが肌に合うひとにとっては、緑が豊かというのは娯楽や人工物がないからなんにもない土地、ということになるのだし、自分はその逆で見ているという。とくになにか論じたいわけではないから、それはそれでよいよ。でも、人間べったりな都市空間は余白がなくて、じぶんは長居できそうにはないな。そんなことを言いながら、金曜か土曜あたり、歌舞伎町のとあるバーへ行ってみたい気がしている。それはそのときに。

2026年6月20日(土)

だらだら。日がな雨。もうきょうだけれど、知り合った写真家さんのお友だちがそちらのお宅へ泊まりにくるということで、じぶんもそこへ招かれてる、というかお友だちも写真家さんということでこちらから食いついたのだった。知り合ったというのか、知人なのか友人といってよいのか、こういうの不慣れだな。不慣れということで言えば招かれたり紹介されることが不慣れ。おふとんでだらだらしているうち最低限のタスクはあすへ回すことに。それから旅の帰りに鳥取の本屋さんで紹介していただいた件で、その作家さんの月曜夜の作品展を見にいくのに、都内への切符と宿を予約した。庭のくちなしは苗を買ったときには八重の小くちなしという扱いだったのだけれど、どうやらこれ、ふつうのオオヤエクチナシに矮化剤を使って小さく仕立てていたのでは、と思える。それもわりと前から。新たに伸びた枝たちは枝ぶりよく葉も大きいし、それなりな株になった木も立性で背丈くらいあるし、花の直径も測ると7cmくらいはある。まあね、ほしかったのはオオヤエクチナシだよ。ほかの大苗がWebに見当たらなかったから八重の小くちなしで手を打ったわけだけれど、結果的にこれでよかったみたいだ。もう立派な株なのでオオスカシバの幼虫がつこうと食べ尽くされる心配はなく、余裕で花を愛でている。のだけれど、咲く前のつぼみにたぶんアザミウマが群れており、花弁が開いたとき若干茶色にくすむのだよね。それが写真に撮ったとき目立つ。ベニカスプレーでも吹いておいたほうが眺めるぶんには気持ちよさそう。それから、株の下から枯れてきてしまったローズマリーとその周りに手入れして、園芸土と堆肥も足した。元々は立派に育っていた株なので、周りにほかの植物が茂ったことで風通しに影響が出た結果として枯れ始めたのだろう。たしかに周りにはクレマチスのサマースノーの蔓や大きくなったコモンセージ、そして雑草など、蒸れるかもねというくらいにはあれこれ茂っていた。そうはいっても、強健だと思っていたローズマリーが周囲のこうした環境の変化に対して枯れ始めるという形でもの申すのは、なんだか意外というか、ああ君それはほんとにやなんだね、という。あと今年はマートルが咲かないのかもしれない。木をよく見ていないで書くけれど、冬場の寒さが堪えたかリン酸不足か。このあたり地植えの北限のはずだもんね。そのマートルの株元にジギタリスがわっさと葉を茂らせていて、この植物はわりとすきだな。いや、かなり。こぼれ種で増えていつのまにかそこにいる、株と葉色の存在感も、咲いたときの庭への彩りの寄せ方も、なんていうのか気立てがいい。そういえば今年は三色すみれを見ていないような。じぶんの目が探さないだけかもしれない。こちらもそこにいるとほっとする種族だけれど、種を蒔かないと顔を見せてくれないなー……。ここ二、三年の庭への没交渉が地味に形となって現れているから、なんとかしたいんだけれどね。回り道に見える基本的なことから立ち上げていこうね。まとまりもなくだらだらと書いているといつまでも書けるような気がするけれど、日中へ回したタスクもあるし、眠たいのに気がついたし、こうしたときは眠ったほうがよいしるし。

2026年6月19日(金)

例の居酒屋なタイ料理店でスパイシーなチキンと空心菜の炒めものを食べた。ヤムウンセンなどテイクアウト。夜更かしをしてまどろんでいたらこんな時間。おふとんへ。

2026年6月18日(木)

ガス工事の方がきて二階のガス台を使えるようにしてもらった。そのあたりを使えるようにと、ホームセンターやニトリを回って必要なものを買いそろえる。庭のローズマリーが痩せて劣勢になっているから手を入れた方がよさそうだ。わりと摘んで飾るもんね。日の暮れるころには散歩とそのあとの長湯。ポケGOがマンネリしてきたため位置ゲームでなにかをと思い、試みにピクミンブルームを動かしてみた。花を植える、だとシンプルだね。続くか分からない。四月からこっち過酷だし、先を焦らなくてよいからね。