2021年12月21日(火)

久しぶりに予定も入れず直売所を覗いたり、TSUTAYAで旅雑誌を調べたり。後者はチラシのため、簡略化された地図がどんなふうに描かれているか探したのだった。こちらのイメージにぴったりはまるような地図は見つからなかったけれど、こうした雑誌の雰囲気は掴んでおきたいと思い、るるぶのオーストラリア版など二冊を購入。なぜオーストラリアに手が伸びるのか棚の前で考えたら、よく知らなさと広がり、海と陸とのバランスなのかな……というところへ落ち着いた。自分は観光地巡りにそこまでの関心はないのかもなと、名所の紹介をぱらぱらめくりながら思う。知らない土地へ行って散歩したり、ぼーっと過ごしたり、いま望むとしたらそういうの。この機会に書き付けておきたいのだけれど、行ってみたいと考えている場所がいくつかある。具体的なのはダージリンとサグラダ・ファミリア。前者はチャノキ栽培を支えるという霧の多い気候やその風景に触れてみたい。トイトレインも気になる。後者については歴史や背景に特別な思い入れがあるというわけではなく、いろいろな作品で取り上げられるたぐいまれな建築物の、その中を覗いてみたいのだよね。旅先に選ぶとしてもあらゆる場所があるだろうに、具体的にここを選んでいるわけだから、そうした意味での思い入れは持っているのかも。抽象的というか、イメージの中に探しているような行ってみたい場所もいくつか。草原、南洋の島のどこか、本物の星空があるところ……など。こういうのは心象風景と呼ぶのかもしれない。長いあいだ暗闇をさまよってきて、いつしか森の中の日だまりや日に焼けた小道を行くうち、風が吹き渡る夕方の草原にきていた、そんなイメージをこれまでの人生に感じることがある。そうした風景は探さずとも生きていけるのかもしれないし、実際にどこか具体的な場所を指して考えているわけでもない。けれどいま思ったのは、むしろイメージをより鮮明にするために現実の風景を探して身を置いてみたいのかもね、ということだった。こうした旅行を気ままにできるようになることは中期的な目標のひとつなので、そのために自分の状況を少しずつでも確実に変えていくつもり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です