2020年9月15日(火)

祖母の命日。この三年で去っていった祖父母や叔父のことを思うとき、すきま風が吹くようなさみしさと、接点やつながりの閉じていく感覚がある。それらは裏を返せば自由へとつながっているものなのだけれど、空しさや踏み出していくことへの恐れが視界を邪魔して、物事を見えづらくしているんだろう。少しの勇気がいる。

プライムビデオに『ムーミン谷のなかまたち』を見つけた。海外で製作されたフルCGのテレビシリーズで、日本でも去年かおととしにBSで放送していたけれど、僕はきょうがほぼ初見。ひとまず4話まで。平成ムーミンと比べてミイの出番が多そうで、ムーミントロールの煮え切らなさは強調されていそうだった。いいんじゃないかな。というか平成ムーミンも構成の水準が高かったのかもしんない。

2020年9月14日(月)

涼しい。今朝のように、時間帯によっては気温が20度を下回る日が現れ始めた。例年であれば九月末には奥日光で初霜初氷が観測されるのだけれど、もっかラニーニャ現象が発生しているため残暑は長引くかもという話があり、季節の変わり目はどのへんに来るだろうかと様子をうかがってる。それによってカメムシ対策をする必要もあるしね。

2020年9月13日(日)

祖母の命日とお彼岸が近いということで、母と早めの墓参りをした。そのあと猫や故人の写真を入れたSDカードを携え、地元のカメラ屋さんへ。プリントの注文を一人で登録できるカウンターもあったのだけれど、ハキハキと応対してくれる店員さんに案内してもらい、持ち込みデータのプリントを進めてもらう。猫ちゃんかわいいですねと言われると悪い気はしないものだね。待ち時間で買い物を済ませて再びカメラ屋さんに立ち寄り、今日のぶんのプリントを受け取り、帰着。祖父の遺影のプリントは切り抜き作業を施すため後日に。

2020年9月11日(金)

各地で大雨。ここは雨雲をそれたらしい。市内の二河川で上流ダムからの放流が行われているとメールがきた。日中の雲は時化た海面のように毛羽立った積雲となって空を行軍していた。ラジアンF待ち。

2020年9月10日(木)

念入りな掃除を終えて換気していると夕立がきた。新鮮な湿度が涼しい風と一緒に入ってくる。室外機の上で日差しを謳歌しているマツリカちゃんやくちなしにとって、この雨はいい葉水かもね。いま面倒を見ている五鉢のほかにもう少し植物を育てたいと思い、関心のあるものをリストアップしてる。ディルは確定済み。中東ではヨーグルトに入れて食べるらしくやってみたい。パチョリ/ウッドラフ/ローズマリーは香りも楽しみたいという色気による候補。規模の大きい園芸店へ足を伸ばしていろんな植物に触発されたい気持ちがあるけれど、もっか世が世であるし、手元にあるもので関心を探っていくのがよかろ。すいかずらの花芽はここ数日、急に膨らんできた。こいつは環境が合うと野放図に伸びる。そうした変化の多さには喜びつつも、あんどん仕立てが鳥の巣になっていくのは避けられなさそう。

2020年9月9日(水)

道の駅きつれがわの産直へ。戻ってくる道すがら、稲の収穫が始まっているのをちらほら見かけた。きょうは刈り入れ向きの好天だったものね。そのためか、夕方近くには夕立が通っていったけれど。ウマオイなどお盆のころの多様な虫の声と、アオマツムシが圧倒するいまの夜の声とを比べると、ひとには秋めいてきたばかりに感じられていても、生き物たちは季節の巡りの中を渡っていく真っ只中にいるのだなあと思う。きょうは根拠もなく負の感情が湧く、疲れる日だった。眠るべし。

2020年9月8日(火)

夕方の空にはうろこ雲が広がっていた。そういえば、春先は活力に満ちていても、夏の盛りには力尽きてしまうのが例年のサイクルだった。なのに、今年は体力をフラットに維持したままこの季節までたどり着いてる。疫病の流行や祖父の不在で閉じこもっていることが影響しているのかも知れない。

2020年9月7日(月)

台風は大陸へと向かっていった。庭からはアオマツムシの声が大きな層となって聞こえてくる。夜の気温は比較的過ごしやすいところまで下がってきた。窓のサッシへカメムシの忌避剤を塗布する作業は、例年通り九月中に済ませる予定。

2020年9月6日(日)

『カサブランカ』観た。美しいと評されるモロッコの街が題名なために気になった映画。なんだろ、よく分からないなーと思いながら(ちょっと眠くなりつつ)物語を追っていた。「昨日はどこに?」「そんな昔のことは覚えてない」「今夜会える?」「そんな先のことは分からない」というやりとりがばちっと痺れる。検索してみたら、「君の瞳に乾杯」というせりふはこの映画がオリジナルらしい。濫用された感のある言葉だけれど、劇中ではごくさりげなく発せられていた。視聴後にWikipediaであらすじを追い、こんなかっこいい話だったのかとびっくり。もう一度観たらほかの感想を持つのかも知れない。カサブランカの街の風景に興味があったから、そこに関してはカラーならと思った。