2026年7月28日(火)

午前中から駅へ向かい、新幹線経由で都内へ。帽子のフルオーダーをしたCA4LA表参道店へ向かうのに竹下通りを通ったのだけれど、じぶんの性質を鑑みるにこんなまるでそぐわないところにいることがおもしろくて、ちょっと笑ってしまった。お店では仮縫いしていただいたキャスケットについて試着と確認の打ち合わせ。当初はモカっぽい色合いに青みの強いティールグリーンの差し色をお願いしたのが、実物を見ると後者の色がなかなかよくて、色を入れ替えて差し色をメインに持ってくるかたちで変更を依頼した。そのためもういちど店頭へきての直接受け取りに。今回で用事が終わらないのは手間だけれど、その場で感じた違和感を無視せず要望に反映できたのは個人的にわりと大きなこと。いままで違和感を掴むのは弱く無視するのは強かったし、とはいえ把握できた違和感って精度が高いと実感するようになったから、帽子の仕上がりはよくなるよ。とくにどこへも立ち寄ることなく帰途につき、その途中で熊本が地震に見舞われた情報が入ってきた。新幹線の窓際で、もう何年かご無沙汰している、いまこの瞬間に世界としっかり接続しているというときの祝福の感覚が、ほのかではあるけれどすぐそばへ近寄っているのを感じた。やっぱり失ったわけじゃない。この感覚は状況がよい流れにあるときの副産物なんじゃないかなと思う。きょうのあんな微細で儚いひと時の予兆に、行動する背中を押されている気がする。

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