今朝、シャワーを浴びていたら、給湯するボイラーが低温で何度も運転を停止した。なんとか元に戻ったものの、頭を洗っている最中だったからどうしたものかと様子を窺ってしまった。ストーブを点けても部屋のサッシの内側はしばらく凍り付いたままで、窓を開け閉めすると氷が割れるじゃりじゃり言う音がした。本格的に寒い季節だ。冬場はいつもそうだけれど、緑の減った風景や自分の気力の減退が相まって、写真を撮ろうって気はしなくなる。手元でできる好きなことをやろう。
2020年12月17日(木)
指先が痛む寒さのなか、歯の治療に行ったりオイル交換に行ったり。馴染みのバイク屋のおっちゃんは冗談を言いながらも素早く整備をしてくれ、チェーンの弛みや空気圧など注意すべきところも説明してくれた。そのなかで速度違反のため捕まった話をすると、自動小型二輪の免許を取っていまのカブにピンクのナンバーをつける手続きをすればよいよ、とアドバイスをくれた。それなら安く上がるし、普通車の免許があるなら自動小型二輪は簡単に取れる、とのこと。この話を振ってよかった。おっちゃんが頼りだ。いまざっと取得の流れを検索してみたら、僕の場合は上記の条件から、教習時間が短縮され本試験での学科試験は免除されるらしい。愚痴をこぼした友だちと、新しく免許を取るにしても暖かくなってからにしようという話をしてるから、来年四月か五月あたりに取りかかるつもり。ことし最後の瓶ごみを回収場所へ出してきた。残り少ない中継地をまたひとつ離れていく船か飛行機の気分。
2020年12月16日(水)
各地から寒いというつぶやきが流れるなか、ここにもことし初めての雪が降った。日本海側や関東の山沿いにドカ雪が降っており、その余波。たぶんあすにはおおむね解けていると思われるけれど、歯科の通院に支障が出ないといいなあ。
2020年12月15日(火)
とても寒い。買い物へ出た夕方、雪雲らしいものの形が面白くて写真を撮っていたら、手袋を脱いだ指先はたちまち冷えて痛くかじかんだ。そのころ気温は二度。那須の山々にはくすんだ雪雲が覆い被さり、あたりにはちらほらと風花が舞った。こんな日は早いとこお布団のなかへ行ってしまうのがかしこい。引き出しや机の上を片付けたりして、掃除のエンジンは徐々に掛かってきた感じがする。洗面台と窓は水を使うから多少暖かい日に取りかかろう。
2020年12月14日(月)
夜になると風は収まり、深夜の一時過ぎには雲も晴れてきた。近所の土手へ出かけていって銀マットを敷き、そこへ仰向けになると、視界は星空だけになった。そのあちらこちらで星はひっきりなしに流れる。頻度としては一分に一つかそれ以上に感じた。仰向けで星を見ることはベランダから見上げるのとはずっと違う体験で、視界のほぼ全てが柔らかい青黒さで圧倒される浮遊感や安心感は、百聞は一見にしかずのそれ。目が慣れてくると、冬の大三角からぎょしゃ座を通ってカシオペヤ座の辺りへ至る、雲ではないうっすらしたものがあるように見える。それは肉眼では初めて見る天の川だった。このあたり、田舎とは言え関東圏だから光害がきついと思っていたけれど、視界の開けたところで目を慣らせば肉眼でも見えるというのは思ってもみないことだった。そしてそのことで、自分の宇宙観が物理的に拡張される気がした。銀河系の円盤部を背景に、見えている星々のそれぞれが個別の遠近を持ってだだっ広い空間に浮かんでいる事実が、眺めるという単純な行為の前でまざまざと繰り広げられているのだった。既知世界の広さが、自分のいるこの銀河系にまで、それも直接の知覚によって及んだことが嬉しかった。そのあいだにも流星群は空の高い位置から降り注ぎ、三時頃までの一時間半を仰向けで過ごした。ぬいぐるみを連れてきたりちょっとしたお酒を持ってきていたおかげで、退屈をするということはなかったのだけれど、低空にかかるガスの濃さが徐々に気になってきたのと、厚ぼったい靴下を二重に履いていてもつま先の冷えが厳しい。冬場に野天での滞在時間を延ばすなら、靴の先へ入れるタイプの使い捨てカイロが必要なのでは。今回、珈琲は場所的に火を使うことがはばかられたため、これからはもうちょっと気の利いた観望地点を探しておきたいところ。一年のうちの限られた機会はこうして天候にも恵まれ、忘れることのないだろう夜を過ごせた。そして、光害の及ばないところで天の川を見てみたい、そのためにいつか遠くへ行くことはできるだろうか、ということを思う。
ルピシアだよりに烏龍茶の入荷チラシが入っていた。そんな季節かー。冬の空気を取り込みながら花系の香りをくゆらすと、雪の向こうに春が見える。本格的な寒波と雪の季節に入ったらしく、日本海側を中心に大雪への注意を呼びかける防災情報が目に入った。あすあさっては最低気温がマイナス四度から五度という予報で、日中もかなりな低温のままみたいだ。最高気温が幾分ましだった今日でさえ、屋内へ伝わってくる日中の寒さは身にしみた。ので、しまっていた加湿器を部屋で使い始めた。湿度が上がれば体感温度は違うだろうし、冬場の体調維持にも好影響なはず。
2020年12月13日(日)
昼ごろばらばらと雨が降った。しばらくして黒い雲は吹き飛ばされていったのだけれど、空には風も雲も出てきてしまったから、今夜は完全な快晴は望めなさそうだなーという状況。流星群の当日に全くの曇りという状況もあり得るわけで、観望ができそうなぶん前向きに考えたいところだ。冷蔵庫の生豆を煎った。これをマキネッタに詰めて流星観望へ持っていき、ほどよいところで抽出するつもり。これを書いている夜九時現在、星は見えるものの雲量5という感じの薄い雲もあり、GPVの予報で晴れてくる一時から二時までは様子見。リングフィットで身体を温めておこう。
2020年12月12日(土)
ラジアンFを聞くうち眠りへ落ちた。夜になり、ふたご座流星群の前哨戦のつもりで星空を眺めた。ベランダへ出た瞬間に流れ星がさっと流れ、幸先がいいかもと思う。リングフィットで予め身体を温めておいたのが効いてる感じだ。数えることこそしなかったけれど、流れ星はわりとちらほら流れる。流星痕を伴う長くて明るいものも一つ見えた。風のほとんどない晩で、遠くの物音が届く静けさが心地よかった。人間は時代や地域を越えてこうして星を眺めてきたのだろうなと思うとき、夜空の持つほのかな明るさや柔らかさが、ゆったりとこちらの気持ちにまで宿るように感じる。この普遍性と豊かさを自分に根付かせていきたい。あす夜の流星群は今夜の倍以上の頻度で流れるそうで( 2020年のふたご座流星群の情報 )、天候にも恵まれそうなことだし、楽しみ。人が来ない場所で地面に寝転がって眺めようと思う。
2020年12月11日(金)
通院のついでにユニクロで長袖のシャツを見繕ったり、ダイソーで大掃除のためのぞうきんやスポンジを買い込む。祖父宅の物置には梱包されたひな人形が複数あり、それらを人形供養へ出すにしても一度取り出して確認する必要がある、という話を、昼に祖父宅で落ち合った母と交わした。今後のうちの方向について兄弟と話す機会があるかもしれない。録画しておいた『落下の王国』を観た。なんの話だろと思って流れを追ううち、病室のふたりと語られる内面の旅とが相互に影響しあう話なんだと合点がいった。果てしない物語のよう。絶望している青年が少女に言うことを聞かせようとして即興で語る物語なので、旅の仲間にダーウィンが唐突に出てくるのだけれど、その相棒のお猿がウォレスという、ダーウィンにとってライバルな博物学者の名前だった。いいのかと思ってみているうち、終盤でそのことをちくっと皮肉にする場面があり、悲劇的な一方でむふっとしてしまった。励まされた青年が内面の危機を乗り越え、旅の物語も一区切りつく場面で、物語に入り込んだ少女が傍らでのっしと腕組みをしている。その妙に貫禄のある姿が愛おしかった。そこへたどり着くまでにくどいくらい絶望が語られたためか、ぼやきに近い独り言をした青年に対しても、まあよかったじゃないのと素直に思える。そして少女のモノローグで流れた映画作品は見覚えがあるもの。あとで検索したらバスター・キートンという喜劇王の出演作で、そういう話だったのと茶目っ気を感じさせる映画でもあった。事前に聞いていたとおり衣装や舞台がやたら豪華で洗練されており、登場人物ひとりひとりの個性を際立たせることにも成功していたと思う。僕の目にも分かるくらいだから、これらの仕立てや撮影場所はよほどこだわったんだろうな……。楽しく観ることができてよかった。
2020年12月10日(木)
日中は曇り。夕方から青空が覗き始めた。日没直後に、ISSがほとんど天頂をまばゆく通過していくのを、たまたま居合わせた母と見た。友だちにも見せたいと言っていたから、今後は観望の条件がよい日を定期的にチェックしておけたら。日中に立ち寄った果物市場では、みかん箱を持って並ぶ人たちの列ができていた。そうした風景に出くわしても、今年はなぜか年の瀬の感じが希薄なままだ。いまくらいの時期は寒さも手伝って夜景が綺麗だから、今月中に市街を見下ろしに行けるかどうか、考えを少し留保しておく。柿に粉チーズを振って食べるのがおいしい。年内に空き缶のごみを出せる日はもうわずかだと思い、さっきごみ袋三つ分を回収場所へ置いてきた。空き瓶は来週の今日に。クリスマスと新年のあいだの不思議な緩急を持った六日間を余裕ぶっこいて過ごしたいのだよね。居室の窓磨きと家全体の掃除や片付けをぼちぼち始めようと思う。それと祖父宅の物置の整理も。
2020年12月9日(水)


月曜朝に撮った写真の編集はやっと一段落。作業に集中するほど、いま見ている色や構図が適切なのか、ずれているのかが分からなくなる。作業中は目を休めたり気分転換も含め、慣れから離脱する時間を小刻みに設けようと思った。明日の夕方はISSの観望条件がよいから晴れてほしい。



