2020年1月20日(月)

母校の伝統行事である寒稽古の様子が報道されていた。これは朝早く日が昇る前に学校へ来て、武芸やマラソンなどを行うというもの。意味合いとしてはセンター試験のあとも気を抜かずに受験を乗り切ろう、みたいなのだった気がする。僕はやる気のない生徒だったから、死んだ目をして卓球をやっていた。

風邪なのではと思い当たって体温を測ったら39.5度あった。どう見ても流感でございます。冬はやっぱり寒いなーなんて毛布を洗っている場合じゃなかった。でも、それでベッドに籠もる準備が出来たんだから、なにか滑り込みセーフだったのかもしれない。家族に頼んでポカリスエットなどを買ってきてもらった。悪寒が始まるともうベッドから動けないから、火照りの周期のいま、水分を摂りつつこれを書いてる。予防接種のぶんだけ症状が軽く済むとよいなあ。もう、おとなしくしていよう。静寂が優しい。

2020年1月18日(土)

ひたすら寒く、眠たい。ふとん一枚だとさすがに堪える。仕舞ったままだった毛布をコインランドリーでふかふかにしてきた。背中の痛みは継続中。

2020年1月17日(金)

単純に、友達と価値観が相容れなくなったから距離を置く、ということでよいのでは。彼の人生や僕の発言に僕が責任を持てないのなら、せめて口出しはしないことだ。去年、主治医にこの件をこぼしたら、(友情が試されるときは)正解がないから難しいですよ、みたいなことを話していた。でも影響されたくないなら離れるという方法もある、と。考えが一周して元の位置に戻ってきた感じ。これ以上気を揉むのはやめる。

2020年1月16日(木)

一年以上ぶりにコーヒー豆を手に入れ、モカエキスプレスでとにかく濃いエスプレッソをつくった、のが今朝のこと。カフェインがすとんと切れたようで、いまになりとても眠たい。それから、リングフィットアドベンチャーで調子に乗って腰をひねっていたところ、じわじわと背骨のあたりが痛くなってきた。あたまがわるい。痛み止めは飲んだから、早めに横になってしまおう。そろそろ歯科の定期検診の予約を入れる頃合い。

2020年1月15日(水)

エアバスの大型貨物機「ベルーガXL」、正式運航開始という記事を見かけた。ベルーガXLの話題は以前にもここで触れたような。相対的に小さく見える翼とこの太い胴体でよく飛ぶものだなーと思う。

椎名誠の『熱中大陸紀行 真昼の星』を小学館文庫で手に入れて再読中。この作家さんの作品は大きく分けて、多忙な作家の日常/辺境旅師という二つの文体があるのだけれど、この本は後者。一般にイメージされると思われる椎名誠らしさのある、しっかりした文章で異邦と辺境の様子が描かれていて、なんというか五感を積極的に使って体験したり書いたりしていることがこちらに伝わってくる。丁寧な臨場感というのだろうか。わりと気に入っている本。

2020年1月14日(火)

友達だと思っていた人が、疑う心や検証すべき知識を持たず、分かりやすく刺激的な情報を求めるあまりに、ネットのデマや陰謀、ほのめかしで自身の価値観を染め上げていくのを知ることは、とてもつらい。会ったり話したりすればそうした根拠の飛躍した話をごく一方的に放つようになり、ああこの人の言葉に耳を傾けたくないなあという、冷たい気持ちがこちらに沈殿していく。ただ、本人にしてみれば、古い知合いが去る代わりに新しい仲間が出来るだろうし、思うがままに語りその都度彼らから肯定されることで、存外に幸せかもね。本人が申し述べていたアスペルガー症候群という切り口でどうにかならないかと本を読んだりもしたけれど、今まさに独自の理論で自分自身を教育している人を外野が変えられるものではない、という当り前の結論に辿り着いた。出来ればこの件にはもう言及したくない。

近所の農家さん宅のビニールハウスから流れてくる、ふすまか米ぬかを蒸すもくもくした匂いに、冬を感じる。毎年ここで同じことを書いているけれど、この辺りはしいたけ栽培が盛んだから、あの匂いは培地を用意してるんだろね。やわらかくて人心地の着く印象がある。

2020年1月12日(日)

市内全域で野火を焚いたため、一日中遠景が霞んでいた。どこへ行っても末黒野の燻るにおいが鼻腔をくすぐる。祖父に文句を言いながらも、この野火に乗じて使い道のない木材などをありったけ燃やした。行動を他者に規定されることには嫌悪感があるのだよね。脈絡ないけれど、ポケモンGOでブラッキーちゃんがキノコや松ぼっくりやなにかを拾ってくるのがかわいい。そういうのが集めたくなるんだ? おみ足の肉球のあいだにわきわきって指を差し込みたい。なんか今年の冬は去年の今ごろみたいにやつれてはいないから、このまま上手いこと逃げ切って春へ飛び込みたいなあ。

2020年1月11日(土)

平沢進の曲をyoutubeで聴くことに抵抗なくなって昨日の今日なのだけれど、ああ、これすごくいい。陶酔感がある。
平沢 進 – 庭師King(歌詞付き)

自分のつまらない感情に反応しないことは大切かもね。祖父があしたまた手伝って欲しいという。なぜ一度にものごとを頼まないんだろう、あっちこっち往復するのだってそこそこ大変なのに、と不満はぐつぐつ湧くのだけれど、孫と過ごしたいんだろう。僕だって彼を孤立させないためにあれこれしているわけだし。朝早いから早めに眠ってしまおう。