2020年2月26日(水)

耳鼻科は案の定混雑していた。

邦楽のメインストリームに触れないまま生きてきて、最近になりやっとそちらに関心が向いた。この機会とばかりに Twitterユーザー1万人の「類友アーティスト」集計 [音楽] で頻出している名前を漁り、それらのベストと銘打たれたCDを送料ばかりのような中古で集めて、頭へ注ぐように聴いてる。おー、奔流という感じ。思春期からこっち、椎名林檎や米津玄師といった音楽界の大御所を一切聴かなかったひとがいま、時間的な奥行きを圧縮してそうした文化を一気に摂取しているので、考えようによってはかなりリッチな体験をしているんだと思う。アルバムの数がもうそれなりに積み上がっているから個別の感想を書くことはないと思うけれど、少しだけピックアップするなら、スキマスイッチの『マリンスノウ』の歌詞「世界がいま断ち切られて」が群を抜いて好き。沈んでいく感覚が気持ちいいのだよね。どのアーティストも強烈な個性で心に響くものを歌っていて、あーこれは聴こうと思って耳にしたら忘れないやつだなあ、なるほどたくさんの人たちに愛されるわけだなあ、なんて思いを現実に二回りくらい遅れて味わってる。みんなが聴く沢山の歌を自分の意欲が途切れないうちに触れておきたい。しばらく音楽に浸る生活のはず。

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