2019年3月5日(火)

午前中は祖父と、椎のほだ木に菌駒を打ち込む作業など。折を見てふきのとうを採ることに。身内が身内を嫌悪するさまってのは、その経緯や状況の正当性とは別腹に、聞かされる立場にいるのがしんどいなあと思う。「我慢を重ねているとあるとき限界が来て、相手に対するアレルギー的な嫌悪が根付いてしまう」ことを母と話す。わりと疲れた日。

2019年3月3日(日)

昼から降りしきる雨のおかげで薄い霞が掛かってる。

よく利用するスーパーが改装のための売り尽くしで全品半額だった。棚は既にがらがら。こうした口コミというかローカル情報は、LINEなんかで事前に流れているのだろうなあ。ひとりで居られる時間が削られてしまうから僕はLINEを利用しないけれど。

2019年3月1日(金)

椎名誠の古本を五六冊、どかどかとポチった。

やっと三月に到達。この冬を乗り越えるあいだ、時の経過にあまり期待をしていなかったように思う。泣いても笑っても活力を奪う寒さは変わらないということが、孤独でネガティブなほうに滲みだして、煮詰まってた。ここまで来てみれば例年のことではあるし、もっと周囲に働きかけて助けてもらえばいいのに、なんとなくはぐれてしまう。

うるい(擬宝珠の芽)を食べる。想像していた癖のほうは全く無く、これは生の食感と緑の美しさを尊ぶ早春の恵みなのだな、と勝手に納得した。正直にいうともう少しほろ苦さがあってもいいなーと思う。