2019年11月12日(火)

懐中電灯が要らないくらいに明るい満月の野辺を散歩。夜空もうっすらと光を放ち、そこに光を宿している大気の層があることが見て取れた。その光は空の縁から天頂へ、やわらかいドームのように薄くなっていく。最も暗くなる頭上にはより星が見えていて、その辺りが地上からの出口かなにかのようだった。こういうわずかな光は、昼間であれば青い空があるというように当り前のものとして処理してしまうから、地上と宇宙のあいだを満たす空気について認識するためには、とても条件のよい月夜だった。今夕の空に関連して、二度目のスターリンク衛星が打ち上げ後に光を反射し、銀河鉄道のように空を移動していく動画を見た。初回の打ち上げ後に天文界隈から「明るい衛星がたくさん空にあると観測に弊害が出る、困る」という趣旨の声明が出ていたから、今回はそうした対策を含めてなんらかの反応の記事が出てくると思う。

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