2018年4月17日(火)

モッコウバラにオビカレハ(テントケムシとも)が蜘蛛の巣のようなコロニーを二つ作った。そちらにはベニカXスプレーを散布し、念のためオルトラン粒剤をばらの仲間や近くのライラックに撒いた。二段構えである。一ヶ月後にまた粒剤を撒けば、虫の食害は継続して抑えられるはず。

僕には今年も野菜かなにかを育てるつもりがあるから、こういう強めの殺虫剤を生活圏内で行使するのはちょっと、気が引けるのだけれどな(殺生よりも身内の心配がある)。相手は実害が大きいし、今後もきっちり手を打とう。

金鳥の蚊取線香はたまんねい。

2018年4月16日(月)

日中は山菜採りをしていた。向かった山に通じている林道は去年の雨かなにかで浸食されたらしい。道の両端がところどころ抉れたり、きつい傾斜が掛かったりして、通行に危険がある状態だった。そのおかげで地元のひとは脱輪なんかを避け、その山へ入らなかったようだ。おひとり様での山菜集めはそれなりな成果を上げた。たらの芽とコシアブラはスーパーの袋に半分ほど、それから山椒の若い芽がおにぎり一つぶん。家族で食べるならこれは十分な量だ。

帰りに立ち寄った祖父宅で野蒜と筍を掘らせてもらい、そちらを本日の夕餉とした。くたくたに疲れたから、天ぷらは明日作る。

そういえば琵琶池にも寄ったなあ。遠くの湖面に白鳥らしき白い姿が二羽いてよく目を凝らしたものの、何鳥なのか判別は付かなかった。シベリアに帰りそびれたのだろうか。

2018年4月12日(木)

左下の親知らずと奥歯を抜歯した。香りの世界に浸かりたい気分でいるのは久しぶりのことだ。そのうちインセンスを立てると思う。

2018年4月6日(金)

久しぶりに降る雨のように思う。

那須塩原の、これまで何故か足の向かなかったショッピングモールで買い物。書店を見つける。岩波文庫とSFジャンルを置いていない点が惜しいけれど、これまで知らなかったことが勿体ないくらい交通アクセスは容易だから、今後通うことがあるはず。

2018年4月3日(火)

昨晩は友達と夜桜見物をした。

手元になお残るボリバーの葉巻とかピース・クラシックとかSGのFVFは早々にお焚上げするが良かろうな。バーベキュー用の木炭を買ってきたから、手製のロケットストーブで灰にしたい。

2018年3月31日(土)

うちの猫が自覚的なわがままをしているというのか、「そんなことは放っておいてわたしに構え」みたいな不満の声をときおり漏らすのだよな。構うが良かろう。

2018年3月30日(金)

弐瓶勉『アンドソーオン』で頭をぶん殴られた気分がしている。

土筆の卵とじには比較的癖がなく、袴取りが割に合わない作業であったことを除けば、筋張った小松菜の煮浸しのように食べられるね、という感想を持った。しいたけ+バター+蕎麦を和えたものはちゃちゃっと作れる字面の通りのレシピ。和風明太パスタとでも表現すればよいのか、直近で最も驚いた均整のとれた美味さだった。海苔があるとほんとうに香ばしい。

地元各所の桜は今日夕方の時点で蕾から三、四割咲き程度とかなりのばらつきがあった。ここの桜前線は等高線が急でゆっくり通過していくらしいからなあ。早咲きの大木なんかには見物に来たものたちが近寄って、夕景をばきばきと染め抜くような姿を見上げたり、写真に収めたりしていた。嗅覚を奪う花の匂いはとっくに大気を満たしつつある。

星野仁彦『発達障害に気づかない大人たち』という新書がいま手元にあり、こうした分野への解説書扱いで購入したため、早めに読み終えておきたいところ。

2018年3月29日(木)

吉田篤弘の『ソラシド』を読了。冬になるたびかじり読みしていて、ここまで来るのに三年かかった。「ノース・マリン・ドライヴ」のLPアルバム一枚から著者がイメージを書き起こした、という予備情報を持っていたから、自身のツボを盛り込んだのだなーという印象が強い。この人の新著はここしばらく手に取っていない代わりに、当面は『おかしな本棚』から拾った古本やなにかで過ごす予定。