2020年7月9日(木)

産直の野菜を買いに道の駅へ立ち寄った。少し前にネジバナを撮ったあたりはいまが花盛りで、花園と表現して遜色のないほどにたくさんのマゼンタの花が、濡れそぼった芝生からつんつんと突き出していた。ここは敷地内でも奥まったところにある緩衝地帯なため、気がついて訪れるものは多くないのだろうなと思われた。おかげで踏まれたり倒されたりせずに、いい感じの園をつくってる。いずれ芝刈りされて消えるんだろうけれど、ネジバナ自体は同じ芝生から毎年出てくるし、施設のあまり知られていない見どころとしていっとき楽しめたらいいか、と思う。

仲野順也さんのbandcampに四番目のアルバム『Inner Voice』が来ていた。それをいま聴いてる。四月ごろにSoundCloudへアップされていた曲たちだ。想像の広がる音と旋律がとてもいいなあ。

2020年7月8日(水)

想像の地図を引きながら地図帳を眺めていると、この地球のランドメイクすげいなってしみじみ感動する。大陸も海も島嶼も程よい割合にあり、しかもそうした脆弱そうなシステムは、内部海ではなく惑星の表面へ剥き出しになったまま、気候や生命の多様さを内包しながら、数十億年ものあいだ維持されてる。変化し続ける地殻というものが、生命の発生とはまた別物なこの星の幸運に思える。パンゲアに感謝しような。

午前中の二時間ほどは豪雨と言ってよいような雨脚だった。昼のNHKR1でアナウンサーと防災の専門家が水害について話すなか「(九州北部で水害が起きた三年前とは)ステージが変わり、日本中に広域被害が起きるようになった。海水温の上昇が基本要因なら今後も続く」と言っていた。ステージが変わったなんて断言するような状況なんだね。同じ梅雨前線がいま長江流域で大雨を降らせてるという話題もちらほら目にする。

シャコバサボテン二つを8号の菊鉢に植え替えた。替え時の四月からは遅くなってしまったけれど、やらないよりはいいかと思う。夏場は窓際へ。生活圏に引きずり込んだ植物が安定して育つようになると、養う気持ちやほんのりした愛着が湧くものだね。孤独を邪魔しない同居人えらい。

2020年7月7日(火)

眠たい。『ムーミン谷の夏まつり』は今年も読み終えた。茉莉花はいまが花盛りのピークに見える。脇芽を出させたらまた花芽が付くんだろうか。雨はもう十分に降ったことだし、そろそろ梅雨が明けてくれてもいいのだけれど。

2020年7月6日(月)

リングフィットのスワイショウとロシアンツイストが好きで多めにこなすんだけれど、存在し始めた筋肉がトレーニング中に動くあの感覚はなんだろ、採血や触診みたいにぞわぞわした違和感があり、なかなか慣れずにいる。腕を重点的に鍛えていた三月ごろも、胸部につき始めた筋肉が動く感覚に戸惑っていた。続けたら気にならなくなるのかな……。少なくともこの先十日は予報に傘マークが出ずっぱり。九州からは氾濫や避難指示の報せも入ってくる。桃を手に入れ、砕いたアールグレイの茶葉をまぶして食べた。おいしい。小中高で回収した書類やノートは上洛前に全て燃やしてしまったのだけれど、個人的な創作物の紙切れだけは残していた。そういう過去の自分が書いたものを引っ張り出して振り返るとき、この先の向かうべき方向を指し示してもらう、ビジョンのような感覚がある。なかなか前に進めない気持ちもあるし、昔の自分も偉いなあと思ったりする。関心は手放さなければいつか活きてくること、未来の自分は何度でもこんなふうに過去の自分に会いにくる、そういうことを考えてる。

2020年7月5日(日)

夜にスーパーへ寄った帰り道、ほんのりともやの出た風景は光源の周りが柔らかく見えて、こういう静かなあぜ道をひとり歩いて遠景を眺めたら気分がよいだろうと思った。やらない理由はなんだろな。原付を降りて辺りをぶらついたとして、元の場所へ帰ってくることにはどこか冷めた気持ちがあり、可能なら違う場所へ向かっていたい志向があるんだろね。買い物の帰りだから普通に帰るんだけれど。ひとけのない裏道を通ってのんびり遠回りをし、帰路。

2020年7月4日(土)

『君の名は。』観た。よかった。昨日の『天気の子』はふんだんな情感で振り切られた気がしたけれど、こちらの物語は盛り込みがすっきりしているぶん、流れをしっくりと受け入れられたように思う。

2020年7月3日(金)

『天気の子』観た。世界とエモに押し切りされた。そのあと金ローの『レディ・プレイヤー1』は版権キャラで押し切ってきたから、ここはひとつ相殺ということで……。

夜更けに茉莉花を部屋へ取り込むと、八重の白い花が三つ開いていた。なんて上品な香りだろ。この花はジャスミンティーの香り付けに使われるそう。試みに、花を一つ急須に落として烏龍茶を淹れた。香りが移ってはなやかで、お茶の持つ香りがさらに広がるような。鼻腔と口腔の残り香はいつまでもくゆらせていられそう。花期はわりと長めらしいから、この香りはしばらく楽しめるかなーと思う。

2020年7月2日(木)

『君の名は。』と『天気の子』がWebでレンタルできることを知った。どちらも話題になった作品だし、週末に観られたらいいね。

今日はうちの猫サキが亡くなって二年目。今年の春先に、彼女を埋めた周りへシュウカイドウの苗を四つ植えた。成長は鈍いもののなんとか根付いたから、数年後の秋にはぼってりした葉が茂り、花も咲くはず。僕に似て神経質で腹や脇の下を吸わせてくれる、いい猫だったなあ。自分の猫アレルギーはあいつが残してくれた爪痕だと思ってる。

2020年7月1日(水)

七月入り。NHKR1を流していると、大雨になっている各地の警報や注意報が続々と流れてくる。梅雨は佳境に差し掛かっているんだなー。ハーブ屋さんと本屋さんが那須の上のほうにあるらしく、梅雨を抜けて晴れたら行ってみたい。

2020年6月30日(火)

道の駅の芝生に生えていたネジバナ。ガラス細工のよう。紫陽花撮りに行けたらよかったのだけれど、予想に反してきょうは朝から小雨が降りしきっていた。天気予報では一週間先まで傘マークが付いてる。機会を逃したかもね。紫陽花はちょうどいまが見頃らしいから、雨降りの隙を突けるかどうか、しばらく予報をチェックするつもり。まだ梅雨明けには二、三週間あると思うけれど、春から初夏の温暖な気候を過ごすことは生きがいと言っていいくらい幸せなことだった。あの新鮮で麗しい光の中にずっと留まれたら、と思う。またいずれ巡ってくるよ。