ぬい一名を連れ、定期通院先へ寄ったあと、半日のドライブ。とくに目的地を決めたわけでもなかったから、田舎ののどかな道や細くて変な道をあてもなく走った。穏やかで車内はすこし暑さも感じるような陽気で、土手や空き地、畑地にホトケノザかヒメオドリコソウの渋い紫色が絨毯のように広がっているのを見たり、早くもハナダイコンが咲いている林縁を通ったりした。やっぱり趨勢はまだ梅で、ソメイヨシノには早いような。直売所を二カ所覗き、売り場にたけのこが並んでいるのを見かけた。なんとはなしに目的地にしていた道の駅は臨時駐車場まで満杯だったため、車は止めずに再びぶらぶら。まさに学校の裏山という落ち葉に埋もれるような曲がりくねった細い坂道に、なぜか懐かしさや穏やかさを感じたり。おひるはGoogleマップで見つけたピザ屋に入り、桜の生地とソースを使ったピザを食べるなど。ソースは甘くてよい香り。チーズの上にはちみつをかけるのがおいしい……。そのあと帰路へ。目的もなく車で走っていると半日がすぐ過ぎるという意外さ。うちの仔も一緒だったし、音楽流しながら口笛吹くのが気持ちよくて、こういうのはわりと性に合っているのかもしれない。思うに、不安というのは少なくとも三種類あるのでは。ひとつは怖い、脅威を感じる、じぶんの存在が脅かされているという不安。これは熱狂や怒りと相性がよく伝播しやすいため、SNSでは正しさのガワをかぶってはびこっているもの。二つめは情報が足りない、未知である、備えなくてはという不安。これは探索にも伴う不安で、シンプルに自分自身からのメッセージ=対処依頼であるというメタを取れると怯えなくて済むもの。三つめは心身の不調ベースで生じるダイレクトな不安。これはねえ、身体のコンディションからまず整える、生活改善という基本がすぐに効く。認知や価値観の更新もよいけれど、それには時間が要るから腰を据える必要がある。時間的な射程でも分類できると思ったけれど、それをしてどうなるんだろ。直近の不安は現状の反映だから変動が激しいぶん過ぎ去りやすく、ぼんやりとした拭いがたい不安は人生の過去や未来に対して生じており、整理と見直し、軌道修正が必要というサイン。とくにオチなし。これ書いたらオフロ入ろ。
