挿し芽で育てた茉莉花の苗を梱包し、宅急便で北へと送り出した。梱包方法はオンライン記事を参考に、箱の上面を切り抜き中身確認用の覗き窓を作り、そこに透明なフィルムを貼った。そんな外観の荷物を宅急便センターへ持ち込んだところ、受付の方から「これ、大丈夫ですか……?」という感じで少し戸惑われた。さいわい別の方が「花屋さんがやるやつ」とフォローしてくださり、それに応じた取り扱い方のシールを取り出してくださったから、あとは業者さんに気を遣ってもらえるものだと思うことにする。茉莉花の花芽は風くらいの動きでも落ちやすく、梱包作業中にも苗に付いたつぼみの一つが枝から取れた。丈夫で元気な種族であるし、この季節なら枝や芽はまたじきに出てくるだろうから、いまは苗本体が無事に着けばよいな。