2019年11月11日(月)

スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃を観た。全体的に不和と離反の形勢が強まるなか、アナキンとパドメのつながりがささやかな幸せとして映った。暗殺未遂に用いられた毒矢の三分割を基調としたフォルムは、のちのち登場する帝国軍の戦闘機(シータ級シャトルとかラムダ級シャトルというんだろうか)じみていて、長い戦争への手と息が、すでにその辺りからも伸びていたように思う。アナキンの母シミが絶命し、例の帝国軍&ベイダー卿のテーマが流れる場面、あれはきつい。あのエピソードの後でもなお彼を支えようと懸命なパドメの愛情深さを思う。それから、R2-D2はC-3POの命(というか頭部)の恩人だったんだね。よく首が飛ぶ人物だなー。このへんのやりとりはやれやれ感が濃くて、C-3POの言動がなんとなく気に入っている僕としてはそうした展開が美味しい。そして、のそのそしていたヨーダが指揮を執ったり剣を振るうと、的確で俊敏でとてもつよい……。エピソード2はこれまでの話に比べると、作品群を取り巻く共和国の瓦解という、政治的な脚色が強めに出ていたように思う。次のエピソードは新三部作の締めくくりだ。数日前に、視聴し終えた物語をWikipediaで確認していて、ヒロインの没年齢のネタバレをうっかり食らった。それがアナキンにとって悲劇でも、未来が次の世代へと受け継がれているとよいなあ。

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