今日は車屋の奥さんから格安で譲って頂いた中古の原付の納車日だった。
夕方。歯医者に出掛ける少し前に、車屋さんが軽トラックでDioというらしい黄色いスクーターを運んできてくれて、自宅の車庫の前で基本的なことごとのレクチャー。鍵回りの機能が割と多くて、キーを差し込みONとOFFの間にして押し込むと座席が開く、などということは初めて知った。原付は自動で常時点灯だからねというのも聞かされたが、原付試験の記憶はすでに曖昧になっている。教習では30キロ制限だったが実際のところ広い道では何キロ程まで出しても良いものだろうかと聞くと、時速50キロくらいまでは大丈夫だろうとのこと。最近の若い人は飛ばすし、渋滞の原因にもなるしね、と言われ何となく納得したが、警察のねずみ取りも多いから注意しなよと市内外の待ち伏せスポットをあちこち教えてくれた。2000キロ走ったらオイル交換だから店に来なさいだとかガソリンタンクの開け方だとか、あれこれ懇切丁寧に指導して頂いた。
ヘルメットは新品の、視界の広い少し大きめのを渡して貰った。金具二つで一本のあごひもを止める方法に手間取ることしばし。それでは早速とご近所一週の旅に出掛けてみたのだが、一時停止してからの発進の時、少しふらついた為に道の縁石でボディの左下側をがががっとやってしまった。要は慣れだから練習しなさいという旨を残して車屋さんは帰っていったが、差し当たって僕はふらつかずにまっすぐ走る練習から始めるべきなのだろうな……。
そうだった、本日の歯医者への通院で、八月半ばから続いていた虫歯の治療が終わった。計六回も通ったのは情けないが、今はとにかく心底ほっとしている。のど元過ぎれば何とやらと言うけれども、カリエスだか虫歯の箇所を削られるときの痛みは筆舌に尽くしがたい。放っておいたらいずれはその痛みを再体験することになるのだから、早めに治して貰ったのは感謝すべきなのだが、もうしばらくはあの消毒薬のものらしいニオイと高い音は御免だ。