2021年8月4日(水)

ルックバックの件について話題を拾っているうち、気疲れでぐったりしてしまった。問題の描写について、表現の側から見ている人と精神疾患やマイノリティの側から見ている人がいて、両者はあまり交差していないように思った。自分はたまたま当事者でどうしても後者の立場から見るし、多少なり関心があるから話題を観察もするけれど、関心のない人にとってはたんに他所でやって欲しい言いがかりに過ぎないんだろう。動かしようのないグロテスクなものを見たようで、心が沈む。ただ、投稿された呟きとしてはおそらく数が少ない側だけれど、精神疾患の側に立って問題を指摘してくれたり、当該の描写に違和感があった旨の呟きを見たりもした。先は長いことだし、多くの目に触れたとはいえ個別の事例に入れ込んでも消耗するだけだから、ほどよいところで気持ちを切り替えて前を向こう。いずれ社会と戦うときがくることや、清いだけの無力ではいられないこと、そして自分なりの幸せをどう追求するか、それらすべては今日や明日の生活を安定させるところから回復していくほかないことを、目を閉じたくなりながらも思う。

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