2020年7月21日(火)

ベランダに数匹のかぶと虫がいた。出しっぱなしにしていたタッパーの隙間から発酵するガスかなにかが漏れ、それにおびき寄せられたらしい。彼らの写真を撮り、放した。動かなくなっているものもいて不憫な気がした。あとで埋めてやろう。その死の谷みたいな容器も片付けような。こういう接続で書くのは気が引けるけれど、すいかずらは初夏に続いて二つ目の花序を咲かせているところ。花期はジャスミンに似て、いちおう九月あたりまで続くそう。施肥もオルトランも足りていると思われるから、このまま育てるがよかろ。いまの疫病について、5月5日に「見えない不平等感や抜け駆けするなよ感が周りに強まってきたら」と書いたことを思い出した。TwitterのTLに限ったこととして、そうしたつぶやきはときおり見かけるようになってきてる。厚生労働省謹製の接触確認アプリ、COCOAをきょう導入。谷川俊太郎の詩集がすごい。詩も哲学も必要なんだという思いを持ったのは、ことしの四月こと座流星群を見てからのこと。詩の力が分かちがたい自分の血や肉になるのが分かる。脈絡のない思いつきではあったけれど、あの夜に流星群を見て、そこから詩の扉が開いて、よかった。

2020年7月20日(月)

関東の梅雨明けは七月末もしくは八月へずれ込むかも、というtenki.jpの記事があった。雨はさっきも少し降った。今週は木金が祝日。Lightroom ClassicにWebギャラリーを作成する機能があることを知った。ここの写真ページのスクリプトはひとさまがフリー配布されているのを苦労して導入したものなのだけれど、誰かに頼まれてギャラリーをさっと作る、みたいなときにこういうの駆使できたら簡単なのかも。

2020年7月19日(日)

スマホ写真用のLightroom向けプリセットを作っていた。さっと撮りさっと加工できたらと思い、撮影シーンを室内と風景/薄明の空/日中の空に分け、三つのプリセットをとりあえず作る。こういう作業で思うのは、完璧なフィルターなんてものは存在しないから、Instagramにはあんなにたくさんのものが用意されているんだろうな、ということ。初心者なりにちまちま作ろう。きょうは久しぶりに晴れた。日没後には星も出たので、ネオワイズ彗星が見られるかもと田んぼのど真ん中へ出かけた。残念ながら西空の低いあたりには雲がいたけれど、頭上の星や辺りの風景に浸ることが心地よかった。またしばらく曇りか雨らしく、再び星空を見る機会は先のことになりそう。

2020年7月18日(土)

いつだったか中東圏がソースの情報はどこへ行けば手に入るだろ、みたいに書いてたことを思い出した。News from the Middle East 日本語で読む中東メディア これ。東京外国語大学の学生さん/元学生さんたちがボランティアで翻訳されており、一つ上のカテゴリに行くと中東のほか、東南アジアの新聞と南アジアの新聞も読むことができる。こうした方々がありがたい。日本にいて日本語を読んでいると、触れる海外の情報は欧米発のものに偏るんだろうなあと思う。それはそのまま国際社会への偏見になりそうな気がした。ブラウザの翻訳機能も活かせたらいいね。

アドヴォカートというお酒を牛乳で割ってる。この卵黄のお酒は瓶を振らないと流れ出してこないくらい、中で濃厚に固まっていた。酒精含有カスタードと表現したい。めちゃ甘。

最高気温が二十度台前半の日々は今日までかなあ。あしたからは三十度前後へ推移していくみたいだ。外の空気と自然音を取り込む快適さはしばし冷房と交代。

2020年7月17日(金)

小玉すいかを食べた。塩無しでも十分に甘い。祖父がいたら食べきれないほど育てるんだろうと思う。十日予報でも梅雨明けの気配はまだ。彗星は見られないかも。ここ一年くらいで面白く読めた漫画、BEASTARSやARIA、スプリガンを振り返ると、いまの好みの傾向は自己成長と守護者……辺りなんだろうか。

2020年7月16日(木)

同意を促す語尾は使いやすいけれど飽きてきた。ほどほどが大切なのだな。楽天で悩んだ末に購入した買い物バッグは、スーパーのかごにかぶせることができて内側がアルミ箔だったり、折りたたむためのボタンも付いていたりと、ごつくて本格的なつくりだった。なのに、百均の単純なトートバッグを二、三枚使い回すほうが安くて楽で馴染みそう。生活の感覚がなかったということかー。こういう運動でごみの量が減るわけではなくても、多くの人が関わることでムードは変わるんじゃないかなあと思う。けってなるくらい教師受けのよかった二十年ほど前に、担任の阿久津先生からおまえ書かないかと頼まれて環境問題の作文をして、成り行きから市民の皆様の前で朗読したんだった。酸性雨とかの言葉が流通していたころで、リサイクルの大切さや家庭から出るごみを減らすためには、みたいな意識の高い作文だった気がする。あのころはまだそういうことすら掲げなきゃならなかったんだよね。世の中は変わるものだなあ。それと、自分は人前に立ってもあがらないほうかーと分かったことは、もしかしたらその後の支えになっていたかもしんない。

2020年7月15日(水)

ホスタ/ギボウシの写真は深みのある色が出せたのではと、ひとりで気に入ってる。ヤブカンゾウのつぼみを蒸して食べた。アスパラと似たうま味にほのかな花の香りがして、そのままでも、どんな調味料にでも合いそうな食べやすさだった。ただ毒があり、調理の際にはしっかり火を通す必要があるとのこと。いまほんのりとめまいを感じる気がするのは、加熱がもっと必要だったからなのかも知んない(あたってるんじゃん)。そうか、野食ではいい加減な判断はできないんだなー。日没後に雨が降る。町の中を通るとき、風景に対する見慣れた感覚が剥がれたかのように、建物たちがどこか見知らぬ風景のものに感じられた。この感覚はときおり訪れて、そのたびに見たものは鮮やかに記憶に残る。この慣れが剥がれる感覚をもし養うことができたら、住み慣れた場所に新鮮な異邦を見つけ出しつつ生きていけるかもしれない。

2020年7月14日(火)

写真を撮って加工し文章に使うプロセスって、六次産業というあれだろうか。気象予報を見ると、雨はまだまだ降るけれど、最高気温のほうは今週末からぐっと上がるみたいだ。谷川俊太郎の詩集は寝しなに少しずつ読み進めているところ。力強い言葉というより、明らかな言葉がこちらに流れ込んでくる。この詩集が手元へ来てくれてよかった。月末辺りまでネオワイズ彗星が見ごろ。今年三月に見つかった天体で、明け暮れの低い空にあり徐々に暗くなっていくそう。彗星は珍しいから晴れそうなら狙って見てみたい。いまの時期に方々で見かけるヤブカンゾウは蕾がアスパラのような味らしく、採取できたらよいな。この三年で去っていった祖父母や叔父のことを思い出すにつけ、また話せたらとほんのりさみしく思う。

2020年7月13日(月)

眠たい。透明プラスチックの球体(容器)が届いた。うん、直径17cmは書き込むのに十分な大きさがある、いい感じ。これに油性ペンを使って、空想世界の陸地を線で引くつもり。書き損じは綿棒とアルコールで拭う。頭の中の概要を把握しやすいかたちで書き出して、いずれInkarnateかWonderdraftを使って雰囲気のある地図へ直したい、というのがさしあたってのやりたいこと。気長にやろう。それから、ポケモンGOでサカキと対戦できるようになった。歯が立たない。屋外へ出していたすいかずらはたぶん高温多湿が原因で、葉の裏に黒っぽいカビらしきものが生えるようになった。症状を検索してもいまいち確信の持てる病名を見つけられない。とりあえず、鉢は室内に取り込み、患部となってる一部の葉を取り除いた。湿度の低いところで過ごせば治るのではと思う。株はいまのところ元気。

2020年7月12日(日)

近場にある神社の鎮守の杜を散歩しようと思って出かけ、先に果物市場から回っていると、しばらくしてぼつぼつ雨が降ってきた。西から来た雨雲で、それが通りすがった昼以降には晴れさえもしたのだけれど、気勢をそがれて帰ってきてからはただ床で長いものになっていた。

感受性と表現は別物で両輪だな……。

環境省が公開している植生図をGoogleEarthに導入し直していて、那須で立ち寄ってみたい場所が分類上はコナラ林の中にあるのを確認した。そこだけではなくて、あの地域のほとんどがそうだったけれども。去年採って調理したタマゴタケが美味しかったのだよねえ。いまは遠出ができない代わり、山に入っていくなら問題ないと思われるから、元気があればそのうち出かけたい場所のひとつ。