2018年6月11日(月)

手帳を使い出した去年秋くらいから、漢字を引くために『三省堂ポケット国語辞典』を使ってる。元はと言えば日々の忘却から逃れるため、走り書きらしきものを紙媒体に書き付けるようになった。そこでじわじわと感じたことは「日ごろデバイスを相手にしているせいで漢字を(かなり)忘れている」ということだった。

高校生の時分には長岡書店編集部『漢字小辞典』を重宝していた記憶がある。これは手のひらサイズなため、ポケットや通学かばんに放り込んでおけたから、ノート取りの最中に漢字をど忘れしたときなど、しょっちゅう参考にしていた。

それで今は手帳とポケット小辞典を近くに置いておき、できるだけ小まめに熟語を引いているのだった。スマホで分かるにも関わらず紙媒体に頼る理由は、あんまり強度がないけれど、物理的な動作によって自分の行いを自分に説得している、節はあるかなあ。

猫は今朝になって便を出した。これは昨日のさつまいもめしが功を奏したのか、食物繊維の多いフードにしたためか、時系列的に判断がつきかねる。これらをもう少し継続して与えてみる。

2018年6月10日(日)

企業のサービスやその便利さに依存しない、クラシックなウェブを継承したいなあという思いがある。このことは書かないと伝わらないし、まとめて記事にしたほうが読まれるのだよね、たぶん。

猫が月曜からの便秘気味。腹水が溜まっているにも関わらず水はよく飲むし出すから、食べもので改善できないかと検索した末、さつまいもの吹かしたのをレトルトに混ぜることにした。芋類を猫に与えることは初めてだ。かつお節も多めで練り込むことによりなんとか食べてくれている。なんかなあ、楽に過ごして欲しいのだよなあ。

明日は一日掛けて台風が関東を接近/通過する予報。正直に言うとその雨の音と匂いに期待してる。

2018年6月9日(土)

これ行くといいよーとフライヤーを頂いていた半野外のジャズコンサートへ。場所は明治期の著名人の邸宅、午後二時からおおよそ二時間の演目だった。陽差しは明るい緑色をして会場に眩く降り注ぎ、風が吹けばなにかはらはらと実らしきものが舞うその光景は、初夏の情緒となってまなこに焼き付いた。生の音楽っていいね。

2018年6月4日(月)

明日くらいから曇りや雨の日が増えるのではないだろうか。初夏の陽差しここまで。

猫は毛皮越しに見ても痩せてきた。食事の量は減り、腹の呼吸が浅いことが見て取れる。なんていうのだろう、もう少しだなあ。

2018年6月1日(金)

食が細くなり眠ることの多い猫を診てもらうため動物病院へ。発熱と腹部に溜まった液体があるとのことで、解熱剤と点滴を猫に打ってもらい、明日また来て様子を見ることとなった。三月の手術以降、腫瘍が転移しているだろうしいずれこうなると分かってはいたけれど、今さらになって口から出る言葉が重くなる。

この週末に第8回APOLLOというオンライン音楽祭りがあって、僕は聴くほうで参加するつもり。うまく耳に合うアルバムを掘り出せたら一年くらい生きて行ける。