2017年10月13日(金)

今月末に地元で文学の講演があるとのこと。テーマに沿って何らかの話をするのだろうなあと思っているけれど、そのひとりが作家の三浦しをんさんだ。このひとの「しをんのしおり」という本は口語体の切り口が面白かったし、クラフト・エヴィング商會とタッグを組んだ「『罪と罰』を読まない」は名作を初めて読む楽しさが伝わってきて、こちらもやはり良かった。

そんなんで、僕からは三浦しをんさんを面白いことを考える人と知っているものだから、月末の講演を聴きに行くことにしたよ。椎名誠さんが著書で折に触れ「頼まれて人前で話をしてビールを飲んだ」みたいな記述をしていたから、あんな感じでえっちらおっちらと地元を訪れて下さるのかなあ、なんて思う。

それから今秋ようやく言うこととして、肌寒い。

2017年10月11日(水)

子供も楽しめるという触れ込みの作品って、何らかの取引の場面(やりとりってことだ)が技法としてわりあい登場するものだけれど、その取引が慎ましいほどに作品の美しさは募るなあ。キャラメルが現世の象徴だったり、鰆一匹で身を助くとかね。

2017年10月10日(火)

少し花粉症のようで抗アレルギーの処方を出して貰った。旧市街の耳鼻咽喉科が閉院していたことに、今さら気付く。身の回りのばたばたは来週中に最初の一段落が着く見込み。

2017年10月8日(日)

平地と山林の境界なんかを観察して周り、三葉系あけびと五葉系あけびの蔓を山取りした。そのついでに農業用水路の落ち込みを覗いて、おそらくニジマスの影がさっと動く様子を確認し、釣りをするなら今年はここが良いなととっさの目星を付ける。マタタビの樹勢はあーこれ系ねと頷けるものがあり、たわわなその実の使い道をちらと考えはするけれど、うちの猫がマタタビに弱いため本気で乗り出したりはしない。その後は商店や直売所を見てまわり、フリマや香木の展示を眺めた。老人男性らの一行が凄まじい勢いで鮎を買い求めていた。

つまるところなにかしていただけで過ぎ去った日だった。

2017年10月7日(土)

2019年に平成ムーミンの次となる、ムーミンアニメの新作が放映されるそう。海外製作で初めっから国際色が強い、という情報が流れ着いているだけなため、日本語の公式を視野に入れておく。

2017年10月6日(金)

児童書籍は価値観の衝突が激しい、大人の戦さ場だと思ってる。その畑で賢者ならまことに賢者。

たばこ止めると言い出したらすぱっと止める様子は父にそっくり、という趣旨のことを昨日、身内から言われた。距離を置くと却って喫煙への美学は尖る気がしていて、拘りを捨てるための労力は禁煙とまた別に見積もる必要があるようだ。おそらくはもっと違う対象へ価値観の重心を移すことで、この内心の見栄を払拭できるはず。

夕暮れのマジックアワーやブルーモーメントは、風景の中に落ち着いて行く息遣いがあって、あの青と灰色とオレンジの色合いがしみじみと良いものだね。

2017年9月30日(土)

昼下がりにJAXAさんからの手紙が届いた。やっと来たかあと馬鹿丁寧に封を開くと、超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)の名付け親認定証に、つばめの刺繍入りキーホルダーが同封されていた。今年五月末のキャンペーンで衛星二機に愛称を応募したものだ。こういった催しを通じて自分も宇宙開発に参加出来たり、その未来を垣間見ていて、そのお陰で日々の生活に小さな希望の火が灯っている、と言ったら大げさかもしれない。

新聞に今年の米の収量が例年並みと載っていたのだけど、栃木県は不作で全国最下位とも書かれていた。平年を100として今年は93。そういえば八月の日照時間が例年の半分、なんてここに書き付けていたっけ。

それから奥日光で昨日の朝、初霜初氷を観測したとのことだった。ここでも明け方に十度以下まで冷え込んだから、今後は季節の巡りは早まるのだろうなあ。

2017年9月29日(金)

クラフト・エヴィング商會関連の情報を珍しくFacebookから仕入れていた。吉田篤弘のオンライン連載は現在、角川春樹事務所で「おやすみ、東京」と食楽webの「月とコーヒー」が進行中。単行本としては「京都で考えた」が十月二十日に刊行予定とあり、こちらは作品群の舞台袖らしきお品書きだった。

ありふれた話として、本の手入れは壁のヤニ落としや模様替えに発展している最中だ。週末は行楽日和なんて言葉を聴いて目が若干濁るのを感じる。好き好んで取り散らかしてるのは仕方がないので、これを今年の大掃除と位置づけることで主体を保ちたい。

喫煙を止めておおよそ一ヶ月が、ニコチン摂取を止めてからは二週間が経過した。意味の無さそうな節目でもこうして文字に起こすと慰められるもので、先の見通せる道を行くことが大切なのだなあと思う。離脱症状はおそらく現在がピーク。