シャツにアイロンをかけたり、旅に要りそうなこまごまとしたものをポチったり。昨晩はGoogleマップで北海道沿岸を辿り、気になる景勝地や散歩コース、自然公園などをざっくり拾ったのだけど、それだけで四、五時間かかった。北海道在住の方からは「縮尺間違ってるのではというくらい目的地に辿り着かないことがある」と伺い、早くもそれを実感しつつある。航空写真のマップで移動するだけでも土地の雰囲気が移り変わって不思議な感じがした。道南はもこもこした植生のためか、本州の山地の海沿いと似た印象。道央は都市圏とそれをつなぐ地方都市がつくる、居住地の広がる印象。道北は日本海特有の厳しそうな雰囲気と道のまっすぐさ。そして道東はイメージの中にある北海道という感じ。直線で区切られた広大な畑や、茫洋としたオホーツク海や太平洋の空気、草原や牧草地の多さ、肩を寄せ合うように現れる人家、そしてどこまでスワイプしても地図上で移動していない感じ。あくまで海沿いをスクロールしただけの印象なのだけれど、にわかに旅のディティールが立ち上ってきた気がした。あとで道の駅/キャンプ場/コインランドリーをピン留めしたリストもつくろう。じぶんに一周できるの? という疑問はあるものの、一歩踏み出せればあとはなるようになるのではと思う。一年前の東北旅行の時も、確証がないなりに発った点ではおなじだった。あすは通所があるから日付を越える前に眠る。