梅雨らしい雨降りの日。傘を差してあたりを少しうろうろすると、巣穴から地上を覗う蝉の幼虫や、葉の上でわたわたと動くかまきりの子供たち、雨を避けて休んでいる蝶や蛾など、面白いものをいろいろ見ることができた。いつもと違う気象のときにはいつもと違うことが起きると、はっきり思う。それはもしかしたら単に、こちらの受け止め方が異なるという話なのかもしれない。それならそれで、変わった天気のときに外界へアンテナを張るだけで、印象深い体験を期待できるわけだしね。降ってくる恵みを受けて庭のあちこちに雑草がはびこり始めている。そういうのは暇を見つけて取り除いていかないと、じき後手に回りそうだ。きのうの通院のあと、塞いでいた気分にどこか風の通る感じがあった。そういうのは一進一退なだけにこの先また元に戻るかもしれないけれど、いちおう書いておく。