2019年11月15日(金)

市の選挙はきょう済ませた。週末は寒そう。

スター・ウォーズ/エピソード3を観た。ジェダイたちが反乱軍となり、共和国が銀河帝国へ変貌した物語。場末のサイトだしネタバレは気にしない。エピソード1を観たときに気になっていた、アナキンが執着しているテーマと思われた「母との再会」は、もっと具体的に書くなら「愛するものと別れることへの怖れ」だったんだなー。パルパティーンの「これが初めてではあるまい」が導線になっている。裏切られを口にする人物の孤独と、本人こそが裏切っている周囲の思いのことを、卑近な例とともに思う。なんかしれっと登場してるチューバッカは彼の部族の生き残りになってしまったのだろうか。今さら思うこととして、親子三世代ものって物語として美味しいというか、構造が骨太で秀でているような(身近な作品で申し訳ないけれどサガフロンティア2やジョジョの奇妙な冒険とか)。ダース・ベイダーが完成したしるしとしてのあのマスクの呼吸音が、もう一切の取り返しはつかないのだという冷たい思いがして、ひどく悲しかった。勝手にネタバレを食らって予想はしていたものの、彼の妻パドメから双子へと物語の未来が受け継がれたこと、それだけが現時点での希望として映った。ひとまず、ねじれ構造だった旧三部作と新三部作の整合性は取れた。ここまで見終えたことだし、次はスピンオフ作品と続三部作だなー。

Twitterが狂気や危険性を可愛いらしくリファインして、なにもかもを安全で取り扱い可能なものにしていくのは、それらを過剰な脅威として扱うのと同じように、個人的には不健全に思える。名無し掲示板の大喜利文化が全てを卑小化していった流れと似てるもの。

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