日中、ひとりでくえくえ言っている蛙の声が茂みから聞こえた。
最近始まったことでもないけれど、体のいいつかみで始まる科学記事が目にとまった。ビッグバン後最初の分子イオン、宇宙空間で検出 – CNN.co.jpや宇宙で最初に形成された分子、星間空間で初検出 – AFPBB newsのあたりがそう。こういうのって記事のページビューを上げるための工夫なのだろうな。というか、なにか知った気分になれる、ということが需要として強いのか。それを言いだしたらきりがないし、返す刀で僕自身が切られてしまった。
眠りに就くとき暗闇から覗う、窓から差し込む月の光がほのかに室内を照らしている様子の、そのとき心が水面のようになる感覚。死ぬということは、その月明かりと闇の気配がそこからもう訪れないということだろうか。叔父のことが脳裏を掠め、そんなことをちらと思う。
Lisnのお香をいくつか取り寄せた。これは週末の楽しみ。蚊取線香に関しては、夜の田んぼから蛙の声が聞こえるようになったら焚こう、という縛りを設けてある。