2024年7月19日(金)

昨晩体調を崩して低調なところからの通所。午前中は前からの読みさしだったジェイムズ・ヒルマン『魂のコード』(鏡リュウジ訳、朝日新聞出版)を読み終えた。ひとには一粒のどんぐりのようなものが備わっている、という理論の話。どんぐりのほかにも魂、ダイモーン、守護霊、召命、運命などなど呼び方はさまざま。そうしたそれ以外のものでは語れない「それ」について、遺伝子のコードを読み解くように理解を試みるための本、でよいのかな……。科学や心理学からも、宗教からもほどよく距離を置き、そのあいだを通るためにふんだんな神話のイメージを用いる内容だった。なんとか読めたけれど、この「どんぐり」という考え方をじぶんの言葉に置き換えるのが難しい。訳者あとがきにて「役に立つ本ではない」ということが書かれているし、こうした本は読んだあとからゆっくり滋養になっていけばよいよ。午後はP検のまとめと、そのあとに評価面談。さいごのがなんか疲れた。情報共有やすりあわせ、現状認識や期待、今後の方針などを決められた時間で行うのはまあ、疲れるよね。とりわけストレス源から距離を置いた三つの件について話すことが効いたような。体調のわりには集中力が続いたことも影響したと思う。気に入っていたボールペンのJuice up 04がインク切れになったため帰りはTSUTAYAでそれを買い、帰途。あしたは午前中だけ通所すればしばしおやすみなので、日付を越える前にベッドへ入ろう。みんないろいろなものを抱えていると思うのだけれど、じぶんがじぶんであることを妬まれかねないような場、些細と思えることでも「恵まれているのでは」「そうであることを出してはいけないのでは」と感じるような場については、すべきことをして予定通り通り抜ければよいのかなと思う。

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