2024年3月12日(火)

しっかりした雨降りの日。身のまわりのことを済ませてのんびり過ごした。長湯してごはんたべてくつろぎながら思う、当座の苦痛や不安を感じず、あすの用意もできていることの落ち着いた気分のことを。ほとんどいつもネガティヴな感情(他責や呪詛)を追い払えずにいるなかで、相対的に気楽な時間、ということなのだけれど。長らくさまよったすえ幸運にも手にできたこの落ち着いた気分を、あるうちは大切に味わいたい。そしてここ何年も重油のように湧き続ける怒りはもしかしたら、停滞のなかで押し込められていたぶんの喜怒哀楽が引き出される予兆でもあるのかもしれない。というかそうした多彩な感情はもうそこそこ取り戻しているような気がする。人間関係についていえば不愉快な相手のことばかり思い浮かべてしまうけれど、実際にはいまよい関係性に多く恵まれており、状況を自分の意思に基づいて変えたり選べもする手応えを持てるという、感謝するような幸運のなかにいる。なるべくよい感じの循環をつくり、しんどさも押し込めずにそこへ放てるようにできたらよいな。そろそろ考えるのやめにして眠ろう。ここへなにかしら書きつけることは、一日のうちに思考や感情に生じた澱や灰汁を取り出す、禊ぎのような作用があると思ってる。

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