すこし元気が出てきた。溜まっていた洗濯ものを片付けたり、買い出しに出たり。果物市場ではぶどうの値段がこなれてきていた。活きのよいもこもこした雲が空を流れる日で、日差しはまだじゅうぶんに眩しい。それでも夕からの風は気温が落ち着いて過ごしやすくなってる。自分は新鮮な空気が好きで、なるべくなら場につねに風を通していたいのだよね。これからまたしばらくは窓を開けておける気候になるから、それはそれで歓迎。春にはあれほど春が続いてほしいと言っていたのに、秋が来れば秋がいいとか言っている自分の浅さが好ましい。そうした浅さで人は生きていけるのでしょう、と書かれていたのは星野道夫さんの本だった。