今冬は年の瀬感がかなり、ない。ここ数年の傾向としての個人的な季節感の減少なのか、忙しくなってきたからなのか、なにか世相のようなものに自分含めて他のひとも左右されているのかは、周りに確かめてもいないところ。夜前にスーパーで買い物を済ませ店を出るところで、出入り口の横にクリスマスツリーと、そこに吊り下げられたどこかの皆さまがたの願い事カードを見かけた。すこし立ち止まって読むと、具体的なあれがほしいという子供たちの文字に混じり、家族の幸せをとか、無病息災とか、彼氏ができたことへの感謝とか、戦争がなくなって世界が平和になりますようにとか、そういったものもあれこれ。一足早い神社の絵馬かな……という感じがおもしろかった。とくによかったのは欲しいものよりも感謝の言葉が書かれたカード類で、それらを書くひとたちはもうじゅうぶんに満たされているのかもね、と思う。サンタもそのぶん仕事は減るからよいことだよ。あす午前中には支援員の方が訪問するから、早めに眠ろう。寝しなに読む本は思いのほか睡眠時間を持っていく、ということがこのごろ無視できない要素になっている。