午前中は就労支援のほうで講座を受けて過ごした。Exelの操作がお留守なのを実感したので、テキスト買ってうちのデスクトップ機で馴れようかなあ。そのあと手芸店へ立ちより、お香立てというかインセンスホルダーというか、そういうのに使えそうなものを物色。身近でシンプルなものでインセンスを立てたい欲求がずっとあるのだよね。大きめなバネホックやジャンパーホックのパーツがぴったりなのだけれど、受け皿として気に入っている桜の樹皮の茶さじに使うと、安定性が若干……。そうした他人に分からなくていいこだわりのために手芸用品を漁るとけっこう時間が過ぎていた。それから時間調整で適当な喫茶店へ。読みさしの本をめくるつもりで入ったのだけれど、ほかに客もおらず暇そうにした店主が話しかけてくるので、こちらからもインタビューするような感じで会話に興じていた。そのご主人は東京で生まれ育ち転職で各地を飛び回った方で、定年退職後に伴侶のご実家の近く、ここ地元へ孝行のため引っ越してきたとのこと。で、いろいろ転職するなか培った経験から飲食＋喫茶のこのお店を二年前に立ち上げた……ということだった。甲状腺にがんが見つかって絶望したのに医師から取っちまいましょうねとあっけらかんと言われてその通りになった話とか、出会ったばかりのかたの半生を伺うのはすこし不思議な気がするものだね。それからNPOさんのところで、相談支援専門員の方と面談というかアセスメントというか、就労支援事業所を利用するための計画書を申請する、そのための日常生活についての聞き取りと共有を行っていただいた。内心それくらいならできますよというチェック項目をたくさん伺ったけれど、それは自分の経過が(幸運にもたぶんかなり)よいからそう思うのであって、この疾患ではままならない側面が多い方というのはほんとにたくさんいらっしゃるのだよね……。それはそれとして、たたき台としての計画申請書を説明していただき、どういった相談をどこの職員さんへどう共有すればよいかとか、あとは他愛のない雑談も。愛用しているというVAIOを見せていただいて「おお……！」と惹かれたのだった。自分も2005年頃にVGN-T91PSという、B5/1kg強/HDDが1.8inch60GBのハイエンドの赤いVAIOをパートナーみたいに持ち歩いて愛用していたから、このブランドには強い思い入れがある。見せていただいたのは13インチで1kgくらい、薄くてSSDとi5搭載、バッテリーも一年利用程度のリユース品で6万円くらいだったという、がんばれば手が出せる価格のおいしいマシンだった。コネクタの種類など見せていただき、自分にしてはめずらしくデバイスの話で盛り上がれた気がする。そんなんで情報共有は済み、次回の日程を決め、やっと一日の予定が終わった。そのあと夕空の月を撮りうちへ帰ってきてから、日中入った連絡に折り返しの電話をかけた。相手は疎遠になっていた知人。ここで多くは書くまい。彼も変わらなければと思い立ち行動を起こしているところとのことだった。それはよいことだと思う。たまにはうちへ遊びにきてはと言われたものの、自分はもうスケジュールが埋まる生活に入っていることだしね。近況をやりとりしてひとまず電話を終えた。きょうは朝から夜まで誰かしら人とのやりとりをし続けて、精神的に疲れた。あすというかもうきょうはだらだら過ごして回復にあてよう。ふと思ったのだけれど、疲れて夜更かししている状況ってワーカホリックがまだ途切れていない、ということなのでは。やすみなさいね。
