2019年3月17日(日)

頼まれてた浚渫おしまい。やつれつつも抗がん剤の治療をあと二回残している叔父は、その副作用と先の見え無さに長らく打ちのめされており、このごろは言葉遣いの棘がことさらきつくなってきてる。内心でさみしがっているのだから、そちらの家族がもっと叔父を構ってやればいいのにと思うけれど、まあ他所の家庭だしね。僕は叔父から依頼があればぼちぼち力になろう、くらいに思っていることにする。いつだったかここに書いたけれど、周りに病人を見かけたら適度にかまおう、と決めているんだった。

ラプサンスーチョンの野火の香りがうんまい。今日は用水路を浚う傍らで枯れ草が燃やされていて、これが末黒野なんだなーと見たり嗅いだりしていた。土筆の姿も一本確認。

2019年3月16日(土)

カエデを倒す庭仕事ののち園芸店へ。うちには種から育って冬を越したアーティチョークが一株あり、店頭にわさわさと並んでいるのを見つけ、もう一株買うことにした。どうやら互いに品種が違うみたいだな……。明日か近いうちに園芸特化のホームセンターを覗きたい。苗なんかを買ってくるには時期尚早だろうけれど、夏までの園芸の予定を立てやすくなるし、意欲も上がるもの。

2019年3月14日(木)

ちらほらとたばこを喫う夢を見る。黒たばこのうま味とかオリエント喫味の葉っぱのこととか。ぐぬぬ。バージニア葉の甘くて美味い谷に一度踏み込んだ以上、禁煙というのは生涯にわたる禁欲なのだなあ。一昨年の秋に禁煙してもう一年以上経つのだけれど、こうしてあれが喫いたいとかなんとか書き付けるに、禁煙の基準を緩めたって良いじゃんね、とかよこしまな発想が出てくる。もうニコチンを摂らないし、喫わんのだよ。

プランターから生えてきた謎の葉は行者にんにくではなく、なにか別の植物のようだ。植えた記憶が全くない。

2019年3月8日(金)

ふきのとうと野蒜を食べる。

耳鼻咽喉科の待合室にて三時間半待つうち、暇つぶしに持っていった椎名誠の『世界どこでもずんがずんが旅』を読了してしまった。なんというか、花粉のハイシーズンだものな。

2019年3月6日(水)

おそらく冬ごもりから抜け出したのだろう、昨日見掛けた蝶は茶色でいくらか大きい個体だった。『楽しいムーミン一家』に、冬眠明けに黄色の蝶を見かけたらその年は素晴らしく、白なら穏やか、茶色だと悲しくてお話にならない、みたいなことが書いてあった。良いんじゃないの。