2019年9月11日(水)

プレピーを求めて立ち寄った文具店で懐かしいものを見つけた。ステッドラー マルス グラファイト777(グリーン)という名前のシャープペンシル。中学か高校生のころの僕は、常用の筆記具を三菱のユニホルダーへ切り替えるまで、主にこのシャーペンを使っていた。軸の内側が広いため、そこに暇つぶし用の紙切れを丸めて仕舞える。授業中の気晴らしに分解したり、中の紙切れを取り出して創作っぽい設定を練ったりしていた。……数年前に当のホルダー鉛筆を見つけ出して弄っていたとき、当時のしんどさを思い出して軽い目眩がしたものだった。いまは特段そういう感覚はないなあ。バーコードにドイツ製とあるこのグラファイト777、こうして存在してるってことはある程度の期間作られ続けているようだから、ステッドラーの定番商品なのだろな。なんとなく無銘かのように覚えていた。再び触ってみて思うのはその軽さ。すべて樹脂製の単純な構造をしており、軸はラバーぽい感触で掴みやすい。へー。しばらく手の届くところに置いておこう。

 

9月17日まで無料という触れ込みで吸い寄せられた『ベルリンうわの空』という漫画が面白くて、ただいま読んでいるところ。ドイツへの移民となって街や人々を観察する、という紹介でよいのだろうか。適応する力がつよい。今どき、日本で暮らすこととほかの国で暮らすことは、言語や交流のスキルさえあればさして違いはないのかも知れないなー。とはいえ、いまの僕は掛かった負荷を着実に外していくことが最優先で、焦りはあってもなくてもそれなりにきつい。9月18日から『ベルリンうわの空 ウンターグルンド』という連載が始まるとのことで、覚えておけたら。

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