オフライン地図を使いたくて、登山者御用達のヤマレコなるものを導入してみてる。二十年くらい前、父に連れられて渓流釣りなんかしていたころ、はっきりと覚えているわけではないのだけれど、父は事前に二万五千分の一地形図で水場やルートを確認していたような記憶がある。その地形図のうちいくつかはまだどこかに残っていたような。で、ヤマレコで閲覧出来る地図がうわすごいと言えるような便利さをしていてびっくりした。簡略化された認識しやすいマップサービスではなくて、等高線と地図記号がみっちり描かれている国土地理院のそれだ。地形の起伏は一目瞭然。当り前だけれど拡大縮小やスライドをしたり、現在位置を示したり出来る。紙ではなくデジタル媒体だという最大の懸念があるにしても、こういうのが使えるのなら心強いなー。課金無しでダウンロードして使える地図は二枚ぶんが上限らしい。飽くまで便利さに頼り切りにはならず、安全を心掛けていよう……。
ほか、原付に釣り竿を括り付けたり、山菜/きのこ採りもできるよう細かい雑貨を集めていた。どこかで聞いた話だと、炙って曲げた塩ビ管を荷台に固定すればそれで釣り竿挿しになるというけれど、ゴム紐でお気楽に縛っておくことにした。入れ物としては魚籠がいろいろに使えるはず。
マットレスはやっと目的に適うものが見つかった。ここで書いていた幾つかの出来事があり、一ヶ月以上もああでないこうでないとばたばたしていた。
Scoobie Doの新譜がSpotifyにあることを知り、ただいま聴いてる。『Have A Nice Day!』という、真夏に贈るアルバムだとか。個人的にScoobie Doを知った切っ掛けが『風の恋人/茜色が燃えるとき』で、そのときこのバンドに秋の印象が強く宿った。
明日からのスター・ウィークや、月の内側まで入ってきた100メートル級の小惑星の話題に関連して思う。ネットを覗き始めたころに出会ったAnima SolarisというSF/ファンタジー方面のウェブマガジンに、「彗星迎撃計画の端緒から未来」という内容の超短編競作企画『シェアードワールド』というのがあり(Weyback Machineへリンク)、そこの更新を受動摂取しているうち、1キロメートルもない小惑星でもぶつかりさえすれば文明は終わるのかもなー、という漠然とした尺度が根付いた。以来、隕石が月の内側を通ったみたいな記事を読むたび、脳内で大きさを引き合いに出してる。そちらで掲載されていた高本淳という作家さんの作品は未だに好きだ。『ボルツマンインターセクション』の断片的な叙情や『鯨時計』の途方に暮れる感じ、そこにある論理はほぼ分からなかったけれども、通底している余韻が心地よかった。