2019年4月27日(土)

日がな颪のごとき強風。冷たい。

ルピシアのお茶に一つ、間違えて梱包されていた品があった。本来の茶葉と交換できます? という旨のメールを送ると、それは取り置いて下さい、元の品を送付します、という感じの返事が来た。前から思っていたことだけれど、この企業はイメージとしての梱包に関してはふとっぱらだなー。

風に駈られた雲がひたむきな生命のように夜空を行くのが見えました。

天を別つ光の河が雲や地上を照らし出し、目が慣れてくるに従って、夜空は数限りない星々を湛えてざんざんと輝くのでした。

彼女はテントのそばに腰を下ろして星と雲とを眺めていました。風と砂の奔流が引っ切り無しにテントのすそを煽り、夜の雲たちはその流れに乗って、果てしない沙漠の空をがろんがろんと転がっていきました。

一刻ほど経ったでしょうか、彼女はうつらうつらと微睡むうち、辺りに夜露が降ったのを感じて、ぶるっと身震いしました。そうして彼女はざらつく砂を払うと、よろけるように、炭とお茶の匂いが立ちこめるテントの中へ戻っていったのでした。

種子島新茶である松寿の生仕上げ、これはなんつう旨さだろ。ゆたかみどりも大概うま味を持つけれど、これは水分の含有量の多いのが功を奏しているのか、生々しいうま味といったところ。

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