季節と共に移ろうのが判る。唖の鴎は浜辺にいるか。
やはりどうしてもいっときの感情では動けなくなってしまう。以前の僕だったなら、と思い返していや、と首を振る。これまでにも色々な生き方や出会いの節目はあったけれど、それらはもう過ぎ去ってしまった事で、取り返しなんか一向につかなくて。
迷いのない未来かと聞かれたなら、揺るぎない自信かと問われたなら、黙り込んでしまうに違いない。
言葉に詰まってしまう。
それでも行動に移すのは、具体的に言うなら大阪へ引っ越してそこで新しい同棲生活を始めるのは、ほんの小さな好奇心からだ。好奇心は無償の動機付けを与えてくれるから肌身離さず忘れない事にしている。ま、それでいいんだろう。きっと。
大切な夏の時期の更新をさぼってしまったのは致し方ないが、それも色々な出来事が重なったから。少し細かく言えば温泉旅行や大阪での下宿先の下見、茨城への旅行など。あまり立て続けに強行軍をやったので仕舞いには疲労から夏風邪を引き、しばらくひきこもった。十月にはもう引っ越している事だろう。その間にもう一度ほどは更新が出来ると良いのだが。