2010年11月14日(日)

今日は母の誘いで笠間稲荷神社に出掛けてきた。車で揺られる事一時間半、茨城県の笠間市へ。

参道に近い駐車場はどこも満杯だった。母の目当ての「笠間の菊まつり」というのが10月16日から11月23日まで開かれているらしくて、加えて日曜日の朝だった事もあり、付近は人でごった返していた。この103回目のお祭りでは、NHKの大河ドラマ「竜馬伝」を模した菊人形展と菊花の品評会をやっており、参道から手水舎、御本殿、裏庭の有料展示ゾーンに至るまで、笠間稲荷神社を貫くように五千鉢以上という菊花が展示されていた。

大和古流奉納たどり着いた朝十時ごろは、菊の花の香りが漂う中、拝殿の前の広場で「大和古流奉納」という奉納の儀が行われていた。男性が垂れ幕の的に弓を射って場を清めているらしいのだが、人だかりの為によく見えないしアナウンスも聞き辛い。四神の朱雀がどうだとか玄武がなんだとか途切れ途切れに聞こえてきている内に、儀は割とあっさりと終わってしまったらしい。七五三で来ている子供連れ向けの行事が始まったようだったのでその場を人に譲って離れた。手元のパンフレットによれば、大和古流(こる)奉納式とは、諸処の芸や道を継承している大和古流の当主がその奥義を奉納する式、なのだそうだ。

菊 虻社務所の反対側に展示向けの菊花がずらりと並べられていた。先日大田原市の産業文化祭でやはり菊の展示会を見てきたが、それよりもだいぶん規模が大きい。花の善し悪しは素人目には分かるはずもないのだが、一つ一つの花ぶりは見事だと気圧された感じがした。菊花の種類も数百以上と絢爛豪華だ。肌寒い空のもと、何匹かの蜂や虻がたかって蜜をすすっていた。

お稲荷さまの群れ御本殿の裏手の売店が建ち並ぶ方へ歩んでいくと、ケヤキかなにかの木の隣にお稲荷さまが地面に沢山並べられていた。石造りのものもあれば焼き物のものもある。見た感じどこか欠けたりしている風でもないし、どうして置いてあるんだろう。不思議な光景だ。

銀杏の紅葉裏門を出て菊人形の展示場である笠間稲荷神社美術館へ来た辺りで、あたりがやたら臭うのに気がついた。地面を見ると紅葉した落ち葉に混じって、銀杏が至る所で踏みつぶされている。これのニオイだったのかと少し顔をしかめながら券売所の脇を通った。正面に櫓があり、でん、と坂本竜馬とその妻お龍の菊人形が佇んでおり、日本初新婚旅行、とこれまたでかく看板が立っている。その周りを囲むように意趣をこらした菊の展示が行われていた。それは古都の風景だったり富士山だったりと、よく作ったなあとただただ感心するばかりだ。竜馬と加尾美術館の中では坂本竜馬の生涯をパネル展示と菊人形の組み合わせで展示していた。悲しい事に僕は高校で世界史や日本史を学ばなかったので、龍馬の事もあまりよく分からなかったのだが、江戸と明治という時代を駆け抜けた志士だったようなことは分かった。写真が大好きだったらしく、晩年はゆったり暮らしたようで何よりだ。

菊も見終わって、茶店で味噌田楽と甘酒を頼むとお茶が出てきた。気遣いに心も温まる。ちゃんちゃんこのお稲荷さまとちびコウ参道をぶらぶらと歩いている内にちゃんちゃんこを着たお稲荷さまを見つけ、ぬいぐるみと一緒に写真に撮った。仲見世でお稲荷さまの焼き物を見つけ、家の部屋に置くつもりで三寸のを買ってしまった。鳥居をくぐり表道に出ると、バスでやって来たらしい観光客達が大勢、門の脇の椅子に座っていた。その横でまたちょいと休憩。やがて歩くうち、笠間のマスコットキャラクター、いな吉くんというのが目に入った。辺りの店は笠間稲荷神社にあやかって、いなり寿司やキツネの焼き物などを並べているようだ。半ば歩行者天国とかしている道路を渡り、車に戻った。大変活気のあるところだったなあ。来るのに時間は掛かるが、また新年に入ったら行ってみたい。

おうちのお稲荷さまで、こちらが自室のCD棚の前に置かれたお稲荷さま。対でひと組だった。神棚が無くここしか場所がなかったので、ここにお酒も備える事に。何か御利益でもあるかなあ。

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