イナカの灯台 – 月が欠けていく

散歩へ。むかし暮らしていた辺りへ足を向けるうち、ああこういうのあったかもねと懐かしくなる景色に踏み入れていた。疲れて眠たい……。それはそうとして、もう長いこと無感動やスランプに陥ってしんどいのはどうしようね。

春に植えたい野菜や庭木を洗い出したり、ネットで探したり。菜園に植えるつもりの苗は無事注文できたから、畑の土はそのうち手を入れて使えるようにしておこうね。いまがちょうど流通時期なクリスマスローズを見繕いたいのだけれど、大株や新しい品種はちょっと手が出せない価格設定だなー。あじさいは知らないうちに品種改良が進んだようで、しゃれた花がたくさんあり目移りすることだよ。もう少し雪が溶けたら散歩をして心身の淀みを薄めたい。

午後からまた雪が降り、そこそこ積もった。真夜中のいまは止んでいるけれど、粉雪は吹き荒れる風に巻き上げられて地吹雪のようになってる。路面もすっかり凍結しており、しばらくは溶けそうにはない感じ。

朝起きてアメダスの最低気温を見るとマイナス16度。ここに住んできて、今まで見たことのない数字だった。へーとびっくりしていると枕元のラジオから、今朝は関東でいちばん＆この地域でアメダスの観測史上いちばん寒かったという話が聞こえてきて、二重にびっくり。昨晩はオフロの給湯器があんまり寒くて動かなかったりもして、すごい冷え込みだった。あすの午後にまたすこし雪が降るかもという予報が出ており、駐車場の雪かきはほどほどにして引き上げた。岡田尊司『回避性愛着障害 絆が希薄な人たち』(光文社新書)を読了。次はおなじ著者の『愛着障害の克服』か『愛着アプローチ 医学モデルを超える新しい回復法』かなー。ちょっと疲れたから、息抜きになにか別の本を挟みつつ。なんだか読書の傾向が心と世界を行ったりきたりしていて、そのあいだにある社会のレイヤーにはそれほど関心がないのかな、自分。

真冬日。午前中は乾いた雪がしんしんと降り、窓を動かすと凍った結露がじゃりじゃり音を立てた。本当に厳しい寒さのなかにいるんだなあと思う。

空は午後からにわかに蔭りだして、しばらくすると雪が吹き荒れた。夜更けのいまも暴風じみた風のとどろきが聞こえる。寒波の予報が出ているこの一週間を抜ければ春がどうとか言いだすだろうから、なるべく温かく過ごそう。外が荒れているほど安全なうちの中が居心地よく感じる……ということは『ムーミン谷の十一月』にも書いてあった気がする。

パーゴラは完成し、作業も片付けた。明日午後からは雪の予報。寒波がくる前に引き上げることができてよかった。lisnからはインセンスの取り扱い改定リストのおたよりが来ており、個人的に愛好しているNo.231 AVENUEとNo.282 SOUQも在庫限りになるとのこと。ああああ……。

パーゴラの桟を取り付け直した。筋交いは防腐剤が乾いたら取り付ける予定。

なにごともなかりし日。

通院日。それからパーゴラに筋交いをつけたり垂木を渡したり。柱の一本が前後方向に少しかしいでしまったから、そちらにも筋交いを入れて強度を出すとよいのかな。なんとかあと少しで完成というところまできた。