2015年3月8日(日)

無性に鮎が食べたくなり、小雨のなか商店へ向かって子持鮎一尾とアイソ(うぐい、いわゆる雑魚)の十ほど炙って束ねたのを持ち帰り、もそもそ食べていた。

なにかいろいろと書くことがあるような気もするが、いまはひたすら眠い。倒れ込むように眠っちまおう。

いま考えている折本は縦横2:5のトリミング画像を縦に四つ連ねて8:5、つまり折本一ページの白銀比に近付けるもの。黄金比に近い。16ページx4で64枚の弾数を揃えることになるから、撮ったもの漁ればなんとかなるか。いまいち微妙だ。

2015年3月7日(土) – Twitterの会話で思い出して

二つ下の雑記でその一年に購入したCDを並べていたの、そいうえば去年はまだだったなと。2014-2015、購入した順に上から。例によってリンク先はAmazonへ。

Febian Reza Pane – Piano De Bossa
ボサノバを聴きたくてふらふらしていて、ピアノの文字に引かれて。落ち着いた場所、時間でまったり寛げるので気に入っている。
rei harakami – わすれもの
わりといろいろなラジオのBGMに使われているアルバム。レイ・ハラカミさんは四十歳と若くして亡くなったとのことだが、このアルバムは遺作……なのかな。
Avani – The Real Thing
たまには毛色の違うの聴きたいってことで適当に手に取ってみたもの。印象はちと薄いかも。
rei harakami Feat. 原田郁子 – 暗やみの色 Limited Edition
辻井伸行 – はやぶさ 遥かなる帰還 オリジナル・サウンドトラックを聴いているうち似たようなのないかなあと思ったのが発端。このCDはどこだかのプラネタリウムの、暗いドームを静かに漂うようなBGMを、とかいう依頼で製作したそう。三十分ほどのCDに中古で四千円近い値がついているが、聴く価値あり。ディスクがごく薄い金色に透けていて素敵。気付けばうとうと微睡んでいるような暗やみの色。
rei harakami – Red Curb
レイ・ハラカミさんの製作環境は88Proらしいが、プロの職人技が紡ぐ旋律、詳しくもない僕でも凄まじいなあと思う。このひと、他人から勝手に人間国宝とか呼ばれてたそうな。
rei harakami – [lust]
調子に乗って同じアーティストのを三四枚も買っちゃって、これはまだよく聴き込んでいない。のんびりとしていて遊びもあり、聴きやすいとは思う。
鳥山雄司 – Dear
鳥山雄司つながり。下の方で書いた「コンプリート 「世界遺産」 テーマ曲集」と被る曲があるのでそこだけ残念。穏やかで気にはならないかな。
Lucy Rose – Like I Used To
アニメのほうの「蟲師 続章」のオープニングが「Shiver」へと変わり、これもいいなあと購入。順に聴き込んでいくとほとんどがアタリだった。Lucy Roseの歌声はいいね。
Freedom Orchestra – Freedom Bossa III
定番の曲をお洒落にアレンジしたボサノバ。IIがわりあいよかったためこのIIIもと。ただIはプレミアついていて手に入れられそうにない。
Best Jazz Piano Standards 100
真っ赤なジャケットボックスが目を引く、六枚組のジャズ名演奏の集大成。昨年、那須野ヶ原公園の管理棟で静やかに流れていた音楽が気になり、「いま流れているのはなんて曲でしょうか」と事務のおっちゃんに訊ねると「いいですよね」と気さくに教えて下さったのが手に入れたきっかけ。ジャズなんてむつかしそうと敬遠していたものの、聞き流す程度でも心地いい。六枚組百曲入りだが、そのわりにお値段は抑えられておりしっとり流しておけるのでよいお買い物。一枚ずつテーマが異なっていて、現在は四枚目のロマンティック・スタンダーズがなんとなく好み。
Mr. Hermano – Free As The Morning Sun EP
東日本大震災のときCD棚から真っ先に飛び出した紙ジャケだったようで、あとから倒れてきた棚の下敷きになり割れた。のを、今さらになって買い直し。
WEEKENDERS – BEAUTIFUL DREAMER
「FreeTEMPO好きなら間違いない」のコピーに惹かれて購入。陶酔感がもう少し深ければと惜しい。たまに聴くといい感じ。
THE NEVER ENDING STORY
映画「ネバー・エンディング・ストーリー」のサントラ。岩波の分厚いのも映画も観たことがあるので入り込むにはなかなか。下で書いたリマールの歌もこれで入手。
SHIKI – ENDLESS DREAMER (別のサイトへジャンプします)
人生で二番目に手に入れた同人音楽。ちなみに初めてはÅ(Eiya)さんのscena。十年以上前の紅白Flashで「雪のしぃずく」と共に気に入り、その後MP3をダウンロードしてときどき聴いてきたのだが、MIDIフォルダーからEndless dream.midが出てきてはまる結果に。VirtualMIDISynthにサウンドフォント入れて聴くだけでは飽きたらず、作者のサイト探し当てて同人販売されていたボーカル入り本CDを入手。
style-3! – 家康
ラジオを聴いていたら出演者のリクエストで花雷が掛かって、聴いているうちにバイオリンの激しくも伸びやかな声にすっかり魅了され、youtubeの動画で何度も聴いて購入。よく行われている路上コンサートの迫力は生で聴く価値ありとのことで、一度聴いてみたい。が、距離的に無理。
style-3! – きらきらDAYS
「家康」に続いて大粒のがごろごろはいっているので、まだ賞味中。やはり弦楽器はよいと思う。
和泉宏隆ピアノトリオ – しなやかな風
和泉宏隆さんがPyramidのメンバーだというつながりで購入。タイトルの曲は東日本大震災への鎮魂歌だとか。僕が最近気になっているラフマニノフ、のアレンジ(M-08)は言われないと気付けなかった。しかしながら愛おしいピアノの音色。
FreeTEMO – Sky High
ここからの五枚はビニールのレコード。Sky Highは「The World Is Echoed」でFreeTEMPOに惚れ込んだきっかけの曲で、レコードもあるのかなあと思って検索したら、中古レコード屋にほんとにあった。五枚のうちではこれ一つだけA面が45rpmになっている。
Mr. Hermano – JUGANDO CON FUEGO
(大人の)火遊びって意味だそうだけど、音楽に興味を持ち始めたころに出会った曲だったので思い入れが強くて手に入れた。他にCD収録のPart1,Part2やradio editなんかも。歌姫IVE MENDESの声が気怠くエロい。
FreeTEMPO meets Scoobie Do – Namorada do Vento e.p.
Scoobie Doの、またしてもFreeTEMPO echod mix。暮れの近い夕景を思い起こさせる、落ち着いたお気に入りの一枚。もう一面のScoobie Doが歌う「風の恋人」はポップスというのか、木々がこがねに色づいた街並を想像するなあ。こういうのは嫌いじゃない。
Kyoto Jazz Massive – Nacer do sol
長らく探していたKJMのNacer do solのOriginal Mixがここに入ってた。Discogsというレコード専門のオークションサイトで運良く一枚だけ見つけたのだけど、落札額18+国際便18=36ユーロ……。
imaginary Inquiry bayaka – amanece 2003 ode music production remix
もとはといえば、この一枚の存在を知ったがために安いターンテーブルとスピーカー揃えた、それほどに思い入れのある音楽。未明から白々と染まる空にお茶や珈琲を淹れながら針を落とし、それらとたばこで夜明けのひとときを過ごすのが最良の一日のはじめかた。Amaneceは確かスペイン語で夜が明けるとか日の出とかそんな意味。CDも持っているけれど、気分なんてそんなものです。ジャケットにはimaginary inguiryとあって、gはqの誤植だと思うのだけれど(CDには想像の探求ともあるし)、そんなことも気にならないくらいこの曲には入れ込んでる。

 
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レコードまで入れると去年とまったく同じ数買っているなあ。一月に二枚のペース。Best Jazz Piano Standards 100は六枚組で一つだけれど。

先日、Piano De Bossaや浜渦正志さんのPiano Piecesとか、そんなのを見繕ってWinampでねとらじに流していたら結構な数の方々が聴いて下さっていた。僕自身は眠れぬ晩や起き掛けの未明に気まぐれで流す名無しに近い弱小なのにと、びっくりした記憶がある。やってることは垂れ流しなのでグレーではあるけれど、なんだったんだろう。

今日は週末の楽しみ、NHK-FMでジャズ・トゥナイト。録音聴取に入れてしばらく聴いていよう。

2015年2月26日(木) ちと怠い

ギブスンのニューロマンサーを読み始めた。脳神経をちりちり焦がす系、今はあまり好みではない。同作者のディファレンス・エンジンはハードカバーで手に取ったこともあってか、重厚な趣があった。

土臭い本も読みたい。狐笛のかなたあたりを読み返そうか。少しずつ、桜が咲くころに。

ジョン・ハリソンの本が二冊、本棚の肥やしになっているが、この辺を引くと際限なく同じ棚の大航海時代肥やし本に取り憑かれるのはわかっている。そういえば十年近く前に見かけた岩波の大航海時代叢書と大旅行記叢書、あれは古書で一冊につき二万円の値がついていて、手元に置くのは諦めたんだった。

……うあ。いまAmazonで検索したら中古本で軒並み千円以下だ。そして現在もシリーズの刊行続いているのね。いつか揃えて囓り読みしよう。いま手に入れたところで嬉しくもない。こんな分厚い何十冊というのも読み終えないだろうし、年食って生きていたらだね。

ニューロマンサーに極北の動物誌と現代俳句歳時記春あたりを並べておく。

2015年2月13日(金)

久しぶりにCDを購入。style-3! の家康ときらきらDAYS、和泉宏隆ピアノトリオのしなやかな風の三枚。家康はNHK-FMで花雷が流れていてとても好みだったため。

弦楽器の伸びやかな音が好きだ。しなやかな風は以前手に入れたPyramid 3の和泉宏隆さんを辿っていて見つけた。3つながり。

先日はマイナス七度を下回り、今夜からまた寒気が強まるそうだ。

そういやMASTERキートン Reマスターを読む。QUEST 1を雑誌で読んで、そのころの雑記に「単行本になったらまとめて読もう。非常な楽しみ」とか書いている。老けたキートンのひと癖ありげな笑みにもそのうち慣れるのだろう。

そういえばそのに。ルピシアの桜漬は二月十五日に発売らしいと去年の雑記にメモが残っている。毎年すぐ売り切れんだよねあれ。

JET STREAMとラジアンリミテッドFの時間まで夜更かしまったり。

2015年2月7日(土) 香りのよいやっぱりモカが好き

総合病院の口腔外科は予約でいっぱいだった。それでもざっくりと歯石取りなどはしてもらって、次にとれた予約が来月の半ば。はふん。

夕刻、モカ・イルガチェフェとモンテ・バランスエラ、スイートドリームスと杉林渓烏龍を受け取る。凍頂より杉林渓のほうが好みだ。いつか台湾とダージリンのお茶の産地に行ってみたい。

KJMのレコードを聴きながらお茶淹れて、眠気を誘おう。

2015年1月30日(金) みぞれの街

未明から降りしきる雪。午後より雨転して道路がえれー酷いことになる。明日の路面のことは想像したくない。

ある方から、あなたはふっと居なくなるように旅に出るひとだから、と言われた。ふうん。

「ソラシド」を購入。今度は長編らしい。これから読み進めるつもり。

2015年1月27日(火) スウィートドリームス

「針が飛ぶ」を読了。小さな電球で寝しなに少し読むだけのつもりだったのに、読み終えた。書くつもりのなかった日記帳へこうして向かっている。

なんだかなー。いま書評やレビューを検索すれば楽しいのだろうけれど、睡魔がそれを許さない。やっぱり音楽少し聴いて眠っちまおう。きっとまた幾度も読み返すだろうし。

……三十日刊行の吉田篤弘の「ソラシド」を思い出し、Amazonで届け予定日を眺めた挙げ句、近場のTSUTAYAに電話した。入荷日を訊ねると、明日入ってくる入荷リストを見てみないと分からない、とのこと。折り返し連絡を下さるそうでひとまず落着した。今度はどんな本なのか、早く手にとって読んでみたいなあ。

ああ。睡魔が逃げてった。

2015年1月26日(月) 作風ってのは意図せざる結果なのだった

針が飛ぶの「少しだけ海の見えるところ 1990-1995」の章を読む。例によってまた切れっ切れな、詩を書くあの伯母さんの日記になっている。僕というのはこういうものに影響されるので、そのうちこの日記の文体(だけ)が少し変わるかも知れない。

章の終わりに茶色の小冊子が挟まっていた。小冊子というか、いわゆる四ページぶんの折本で、いくつか前のクロークルームの話に関連した水曜日の考察がある。本読み終えるまでとっておけばいいものを、もどかしく読んでしまった。ラジオ付けっぱでまた少しずつ読み進める。

2015年1月25日(日) 乾いた感じの豆折本

昨晩、ジャズ・トゥナイトのあと(NHK-FMやNHK第1で一時のニュース)にパリのあの報道が飛び込んできて、しばらく起きていた。午前中のNHK総合でラジオ深夜便特集を観たほかに特筆すべき事は無く、寝転がって本を読むぐだぐだな一日。そういや猫のあご下に米粒大の赤らんだはげを見つけた。ノミダニの虫さされか分からず、様子見。なぜか今日はセッション2015を放送していない。