2025年3月4日(火)

旅行代理店へ。バンコクへ十日ほどの旅行を考えていますと伝えると、往復のチケットと宿代それぞれの概算を調べてくれた。雨期前にとなると四月中であり日程が押しているためチケット代は上がること、ソンクラーンに日程が掛かるスケジュールで行くなら宿も高くなることなど。価格帯をやや抑えた宿の情報を調べていただけるとのことで、その連絡はあさってに。4月9日(水)出発で提案されたチケットについてはすこし考えてみる。具体的な行動をして頑張ったのでお寿司を食べて帰途へ。難儀なタスクをこなしたら回るお寿司かモスバーガー、というのがいつのまにか自分へのご褒美になっている。。。日没あたりから降り始めた雪はいまも音もなく積もっているところ。きょうは比較的楽に過ごせた日。じぶんはさまざまな水準を大学のサークルで見ていた人たちに合わせており、たがが外れていた当時の自己評価の低さも相まって、いまもあれがふつうだと思っているのだなと感じる。その認識、少なくとも自分自身についてはもう変えなきゃね……。ものにならなかったなりにありようや方向性を変えて生きのびているつもりなのだけれど、それも妬まれたりすると、居場所というものについて考えてしまうよ。通所先から早く去ろう。

2025年3月3日(月)

朝から日中にかけてぼたぼたと雪が降った。あたりは雪化粧をしたもののじきすべて解けそう。ただ明朝は冷え込むとのことで、路面が凍結しそうね。メンタルがきつくてぐったりしていた。

2025年3月2日(日)

引き続き暖かい日。庭に出てクレマチスの誘引などした。月曜から水曜にかけて雨や雪の予報が出ており、引きこもるつもりで買いものへ。夕餉を食みつつ『岸辺露伴ルーヴルへ行く』を観る。担当編集者の泉京香になんとなく共感を抱いてしまった。お人好しでありつづけることは単純に言って困難なのだけれど、傷が逆にそのひとをそうさせることはあり得るかもしれない。印刷物の注文第一弾が届いて見比べた。ジークレー印刷はカラーノイズまで表現されてしまってごまかしが利かないね……。印象のよさや黒の引き締まり、紙の質感ではトーションがいちばん好ましいと感じた。次点のアルシュ水彩紙はそこからもうすこし均一な感じ。ファインアートキャンバスは布という唯一無二の気持ちよい手触りがあるものの、インクが染みこみやすいのか鮮明さは抑えられてぼってりした発色。半光沢の写真用紙は緑の発色がいちばんよく、写真としてならよい選択肢。以前注文して緑の発色に少々へこんだ通常印刷/Mr.Bスーパーホワイトも、見比べてみるとわりあいよい感じ。ほかにもまだ届く予定。思うのだけれど、じぶんは自己肯定感が低めだったりするんだろうか。思い当たる節は多いもののうんざりしてしまうね。おそらくじぶんの怒りをじぶんが大切にしないところに大きな滞留があり、掘り下げていくと防御を取り上げられたり感情を尊重されなかった過去に根がある。それでもなおこのありようはいい線行っていると感じるから、このままマイナスをゼロにするところまで行こう。その先は分からないけれど気持ちいいはず。

2025年3月1日(土)

暖かい日。ふと思い立ち、朝から産直へ向かった。菜の花やふきのとうなどを購入。建物の後ろにある神社の長い参道を散歩したり、商店でアイソ(うぐい)の焼いたのを買ったり、高台や別の産直を回ったり。帰りがけに稲荷神社へお参りして帰ってきた。午後はゆっくり過ごすうちに夜。

2025年2月27日(木)

午前中のみ通所。スタッフさんのひとりから「なにかありましたか」とそれとなくお気づかいの問いかけがあり、その場ではとくになにもというふうに答えたのだけれど、あとでよく考えてみるとさいきんのストレスが雰囲気に滲んでいたらしいと気づいた。まあいいか。これでもまだ無理して愛想よくしている節があり、しなくていいんだよねえといちいち思い直している。2021年の春から秋にかけて苦しんだ心気症的なものがかたちを変えてことしの一月から現れている、というのは書いておいたほうがよさそうな。話変わってふと思うこととして、ことしは庭の花が咲いたら写真をうまく撮れるだろうかみたいな思考がたまに走ることがあり、それについては実に意味のない欲を抱くなーと思う。花はそのありようによってただ咲き、ただ美しいのであって、どんな写真がどれだけ撮れるかとかは関係なかった。それは人間や社会の都合だった。たぶん、じぶんの心に他者というものをあまりに入れすぎたうえ、自然との接点が減っているから疲れるんだろう。美しいものへの予感の代わりに取れ高がよぎるあたり写真に頼り過ぎているし、感受性があまりに目減りしているから、季節の移ろいを見て感じるのがよいよ。

2025年2月26日(水)

暖かい日。午前中のみ通所。帰りにNPOさんへ立ち寄り、じぶんがいま感じている感情障害について打ち明ける機会があればとスタッフさんにお伝えしたところ、一ヶ月先に面談の予定を入れてくださった。愛着の傷周りについてどんな回復の手立てがあるか、それまでにこちらも知恵を仕入れておかないとね。米澤好史『愛着障害は何歳からでも必ず修復できる』(合同出版)はキーパーソンを立てる療法が載っていたものの、おもに子どもに対する取り組みであり、おとな向けにまとめられた情報ではなさそうだなーと思った。K.L.ケイン/S.J.テレール『レジリエンスを育む―ポリヴェーガル理論による発達性トラウマの治癒』(花丘ちぐさ・浅井咲子訳、岩崎学術出版社)はこつこつ読んでいるところで、こちらは神経系へのアプローチが書かれているそう。「ソマティック」という言葉が頻出するところには、認知を変えるというより関係性を起点に変えていくという印象があり、そのところは前者の書籍と近しいスタンスのように思う。早めの夕餉を終えたらなんだかねむたい。おふとんでのんびりしたらいいんじゃないかな。

2025年2月25日(火)

なにごともなくきつめといういつものコンディション。きのうとは別の印刷サービスへ、ジャーマンエッチングとフォトラグにて印刷物の注文をした。こちらのほうが価格は手ごろなため品質が気になる。グレゴリーというメーカーのコンパス40というバックパックをポチった。

2025年2月24日(月)

午前中はごろごろ。昼になり、買いものがてらカフェを覗いた。ギャラリーを借りられると聞いていたところ。お店のシステムに戸惑いはしたものの、二階の席へ案内されてチーズトーストとコーヒーを注文。自分の声がふだんよりいっそう相手に通りにくいの、元気のなさが表れてるね……。持ってきた飯田美樹『カフェから世界は創られる』(クルミド出版)を読む。そこは活気あるざわめきが心地よいカフェで、その瀟洒な雰囲気には居心地よいひととそうでない人とが分かれそうな印象を持った。うーん、店内に展示スペースあっただろうか? 建物がいくつものお店の寄り合いなので、通路がそれとか、入らなかったほうのスペースにあったりするのかも。しばらく過ごしてお会計を済ませ、奥まった場所にあるもうひとつの喫茶店へ入った。こちらはいくらか馴染みがあるところ。ご主人も店員さん方もこちらの名前を覚えてくださっていた。ふたつの喫茶店では雰囲気がまったく異なるけれど、それで上手に棲み分けしている感じがする。こちらの喫茶店はご主人がお客ひとりひとりにさりげなく細やかな気配りをしており、それが居心地よいな、と思う。なんかいつも入り浸ってませんかという感じの常連さんに絡まれそうになったのを、さりげなく躱してもらったり。奥の窓際の席に座って外を眺めていると、敷地にある桜の黒い枝ぶりが自然と目に入った。花が咲く季節にはここは一等席になるんだろね。こちらでもしばらく本を読み、日が傾きかけるころ帰途へ。うちで夕餉を食みつつ『岸辺露伴は動かない』の密漁海岸編を観る。ふと思い立ち、緑の発色が気になっていた写真を用いて印刷物の注文をした。ジークレー印刷にて、トーション/アルシュ水彩紙/ファインアートキャンバス/写真用紙(半光沢)の四通り。水彩画の印象を出しやすい紙のことはChatGPTに聞くと便利だなー。届いたら発色を見比べるつもり。やや疲れ気味なので日付が変わる前におやすみ。