少し暖かい日。アブサント55はたいへん癖のある甘苦さ。
2021年1月13日(水)
いちじくの素掘り苗二本を菊鉢へ仮植えして玄関の中へ。それから、祖父の形見にもらって放っていた刃物が錆びたため、同じように引き取った砥石で研いだ。生前の祖父が使っていた鎌は、ぶっとい里芋の茎をさくさく切ることができるくらいによく研がれていた。研ぎ方は彼に教わっているけれど、ひとりでやってみるとまあこんな感じかーという程度の仕上がり。これ以上鋭くするなら慣れが要るんだろう。研ぎ終えた斧と鎌にさび止めの5-56を吹きかけてまた仕舞った。春が来れば使いもしようよ。きょう、栃木にも緊急事態宣言が出た。とりあえず来月七日まで。去年末では終わらなかったうちの片付けやなにかがあるから、また籠もって掃除の続きをやろう。
2021年1月12日(火)
あす、緊急事態宣言地域に栃木その他が加わるかもしれない。市内の感染状況は続けざまに発生しているものの、那須地域は県内でも(相対的に)平穏なほう。感染者数で見ると宇都宮市を筆頭に県央/県南地域はこちらより桁が一つ多い印象。この病気は後遺症も脅威だから、基本を押さえて対応していこう。午後遅くから降り出した雪はすっかり解けたみたいだ。
2021年1月11日(月)
雪がもりもり降る北陸や日本海側では車が立ち往生したため自衛隊が出動していたらしい。新潟市で2メートルを超える積雪とか。家屋の二階の窓まで雪に埋もれた写真や、風景全てが雪でこんもりと覆われ外出不能というつぶやきなんかを、Twitterでちらほら見かけた。NHKによるとこれからあすにかけて南岸低気圧が通過するそうで、太平洋側もそれなりに積もるとのこと。
2021年1月10日(日)
リングフィットで久しぶりにプランクをやってみると、意外とこなせるようになっていた。レッグレイズとロシアンツイストのおかげに違いない。リングフィットを起動せずに暇なときさっとできるようフォームを身につけたいのが、いまのところ他にプランクとバンザイスクワット。サゲテプッシュとアシパカパカはもうおおむね問題なく動かせる。いずれできるようになれたらというのはマウンテンクライマーと船のポーズだけれど、これはきついんだよねえ。それから、堅い床に尻をつくと骨があたって気になるようになったのは、そのへんまで痩せてきたということなのだろうな。一年前の今ごろはスワイショウで腰を痛めるようなていたらくだったから、身体に関してはちゃんと前に進めてる。あさっての午前中は雪の降る予報が出てる。
2021年1月9日(土)
今朝は温度計がマイナス8度台を示す寒さだった。窓を動かすとサッシが凍っていたのかじゃりじゃり言ったような。秋に注文してすっかり忘れていたいちじくの苗木2本が届いた。ビオレソリエスとアーチペルという、食味に定評がある品種。どちらも当地での耐寒性に不安があるから、プランターにしても地植えにしても、木が大きくなるまで気を遣う必要がありそうだ。届いたのはすいぶんシンプルにされたねという姿の素掘り苗で、杖のような幹にわずかな根がついているらしく、下の方を新聞紙とビニールで包まれている。これが乾燥する前に適当な鉢へ仮植えするつもり。鉢かプランターで育てるか、あるいはどちらかを地植えにしてみるか、それに仕立て方も種類があるようだから、そのへんの計画は趣味の園芸の育て方を読んで三月までに固めねば。いちじくの実のおいしさに目覚めてから自分で育てようと注文にこぎ着けるまで、掛かった時間は二ヶ月くらいだった。いつもこんなふうにフットワークが軽いとよいけれどな。実が生るのは早ければ植え付けた翌年の夏からということで、収穫が楽しみ。
2021年1月8日(金)
ロシアンツイストとレッグレイズが楽になってきた。脇腹とそけい部のあたりに効く感じが気持ちよく、同じメニューばかりノリノリで鍛えてしまう。一年前、やはり腰をひねるスワイショウで調子に乗ったときは、あっけなく腰を痛めてぐったりしていたんだった。あのときは一週間ほどバファリンに助けられたなあ。あれから比べれば身体は動かしやすくなったことだし、日常の動作が気にならないというかたちでQOLも上がったのだと思う。僕が目下いいなあと動かしている筋肉はなんというのだろと検索すると、腸腰筋というのが引っかかった。へー。日本海を進む低気圧の影響で、きのうからそちらに大雪が降ってるそう。休みなく積もるので雪おろしが大変という話題をちらほら見かけた。
2021年1月7日(木)
ドイツ版養命酒というイェーガーマイスターが思いのほかおいしい。薬草系リキュールいけるなーとその手のまとめ記事を読んでいて知り、養命酒ってどんな例えだと気になっていた銘柄。大瓶ではなくスキットルサイズの小瓶を見かけたので、これならと手に取った。甘くて苦みもあり、薬っぽさがなかなか。確かに例えるなら養命酒で、比べると日本のはよりシナモンが効いていた、ような気がする。イェーガーマイスターも舐める酒。秋に注文してすっかり忘れていたいちじくの苗木二本の発送連絡があった。次の歯科の治療でインプラントの話をできたら。
2021年1月6日(水)
市役所がメールで送ってくる新型コロナウイルス感染症の市内発生報告はこのところ頻度が増えた。まだ一度の報告につき一人か二人ではあるけれど、十二月中は合わせて四通だったのが、今年に入ってからは金/日/月/火曜というように連絡が続けざまにくる。きょうはまだ不明。こうした状況はここに多少書いておいた方が、日々の生活を振り返りやすいのかもしれない。それはそうとしてあした歯科の予約が入ってる。なにもこんな時にという思いは力強く乗り越え、常に現時点における最善を尽くしていこうな(未来予測もしろ)。筋トレはスクワット/ニートゥチェスト/レッグレイズ/ロシアンツイストを適当にこなした。体幹を鍛えると日常の所作にいいことがありそうなので、プランクの型を覚えるためにリングフィットを起動してはどうだろ。あの動きはしんどかったからこうしてためらっているけれども。これを書いているいま、本日の発生報告(3名)が届いた。この人数は初めてだ……。数日前にここで触れた世界史の入門本は、妙に密度が濃く感じられた中国史までを終えてやっと全世界の話を迎え、これから個人的にお楽しみな大航海時代へ入る。自分のファンタジー観はそこから19世紀ごろという認識があり、創作するにもそのころのエッセンスというかディティールがほしい。これまで雑にしていた根本的なところへ手を入れているけれど、こうなると自分ひとりで作業を積み重ねていくしかないのだなと思う。そんなとき、この『YAMABIKO』の「己を信じて歩ける強さがすべてだ」という歌詞を思い出すと、ちょっとだけ心強い。
2021年1月5日(火)
地元の神社へ。訪れたのは午後の遅い時間で、ほかに人影はまばらだった。参道脇の梅の枝に紅い花が一つ咲いているのを見つけたり、お焚き上げの痕跡があるのを通りすがったりしながら、本殿の前で二礼二拍手一礼。いつものように、願い事の代わりに軽い挨拶のつもりで目を閉じた。こうした一連の動作はなんとなくこなすけれど、信仰ってよく分からないものだなと思う。せっかく来たついでだから周囲に鎮座している稲荷などにもお賽銭と挨拶をした。それから参道を逸れて木立を抜け、市街が見渡せる墓地のあたりをふらっと歩いた。あと二月もすれば遠景に桜が目につくんだよな、冬は春に一番近い、なんてことを思って気が楽になる。帰りがけに引いたおみくじは大吉。思いがけずうれしくなるのは単純でよいことだ。周りの人たちの助けを得て幸運を掴み、その運気を生かせばさらに幸運と、景気のいいことが書いてあった。気分転換になればと考えての初詣だったけれど、来てよかった。気分が細部まで元に戻るにはあと数日という感覚がある。念を入れて眠るがよかろう。
