あれこれと考えてそこはかとなくげんなりする日。気分は日々の気温のようなもので、平年値を期待しても実際にはそうはならないのだよね。あるいは容器に入った水のようなもので揺れ動いているのが常態。こうだから行き詰まるとかこうすればよくなるとか、それはわかるけれどねとか、こうした状態のときはおおむね思考する心身のコンディションそのものがよくないので、移ろうじぶんに期待して早めに休むのが吉。……仕事中、無理しないでとすごく気づかわれており、ありがたさとは別枠で「無理というわけではないのだけれど」という思いがある。たぶんこれにはいくつかあって、ひとつは無理の基準が高いせいで平気だと思ってしまうこと、もうひとつは多少無理しても素早く済ませるほうが話は早いと思っていること、あとはなににつけてものめり込んだり波に乗れる性質があるため無理と感じないこと。いろいろ考えはするもののどこに焦点を当てて振る舞うかというところに落ちつくのだろな。適当にやって周りも納得するならそうしたらという。しょっちゅう手は抜いているので、よりアピールする必要があるのだろう。そういうのもなんとなく面倒な気がするよ。休むに似たりにつきおやぷみ。
2025年6月29日(日)
なにごともなかりし日。ぱたぱた飛行機とホワイトウイングスのレーサー554をつくっていた。ホワイトウイングスは小学生のころよく遊んでいたいた懐かしさがある。上手に調整して飛ばすと30秒や1分といった滞空時間を誇ったり、上昇気流に乗ると視界から消えることもあるとか。もっかのところ、飛ばしに行くよりはつくってるほうが楽な感じする……。いま思ったのだけれど、べつにあすの出勤を気にしてもう眠る時間だとか言わなくてもよいのだよね。なぜだか朝のこの時間には仕事を始めてこの時間には帰り、残りの時間をのんびり過ごす、みたいなスケジュールを勝手に組み立てていた。有意義やコントロール性という強迫が張り付いている。自律的であれば好ましいだろうけれど……。ちょうどハ・ワン『あやうく一生懸命生きるところだった』(岡崎暢子訳、ダイヤモンド社)が手元へきたところ。たぶんこの本にはいまみたいなことが書いてあるんだろな。そういえばアンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)』(小野田和子訳、早川書房)もいっしょにポチった本。観測範囲では絶賛されているもののネタバレ厳禁な物語らしいから、映画化される前に読んどこ。今夜は外で子猫らしきみゃおみゃおという声が幾度も聞こえており、懐中電灯を持ってあたりをうろうろしてみたものの猫は姿を潜めてしまう様子。餌付けになるとちょっとねと迷ったものの、じぶんが食べるつもりだったモンプチを皿に出し、勝手口に置いてみた。猫缶は淡白で酒の肴に合う、ということはていねいに説明しておきたい。いま見にいったらもうお皿が空になっていた。どうしたものだろ。
2025年6月28日(土)
朝早くから出かけていって道路に面した敷地の草刈り。買ってきてはと言われ、まずは麦わら帽子をホームセンターで入手。日差しが強く暑い日ではあったものの、ストレスがないなーとか考えつつ刈り払い機を振り回し、あっという間に作業は過ぎた。バイクがよく通ると思って気づけば行楽日和の土曜なのだった。帰り際、街道のあたりの車密度が高く、そろそろ避暑客で混雑する季節かなと思う。うちでは窓辺の机の前でのんびり過ごすうち日付が変わっていま。ほんとうに穏やかな夜……。あす日曜はお休みとしたのでこのままおふとんへ入りのんびりねむる。おやすみ。
2025年6月27日(金)
美術館敷地内の竹をいくらか処置。竹と言っても上のほうでごんぶとの藤蔓と絡まり合っており、竹を数本切っても倒れてこない、詰みみたいなやつ。難儀なタスクに多少は進捗をつけたことだし、今週はもう適当にしていては。もらったお給金はまあ貯めるよね。帰り道、気になっていたギャラリーへ入り、作品を見たりオーナーさんに話を伺ったりした。たまたま持っていたじぶんの作品集もオーナーさんは見てくださり、数が揃ったらもうひとつのカフェ兼ギャラリーを貸すよ、とおっしゃった。ただで、といっていた気がするけれど失念。地域の情報をあれこれいただき、選択肢が増えてきた意外さを思う。いただいたアイスコーヒーが美味しかった。あしたは刈り払い機を振り回していれば終わるだろうから、まあ適当にね。刈り払い機で草むらを整然と整えるのってわりあい気持ちいい。
2025年6月26日(木)
雨降りにつきお休み。週のうちこの曜日に仕事をしてここからは休み、みたいな運びが好ましいのだなと感じる。見方を変えるとこれだけやっておけばよいという妥協点。雨が降るとペースがずれるね……。
2025年6月25日(水)
昼近くからしっかりめの雨降り。なんとなく楽しいような浮つく気分だった。
2025年6月24日(火)
降ったり止んだり。なにごともなく過ごす。楽しいことを楽しいと感じられるようにリハビリを少しずつ始めてもよいのかもね、と思えてきた。のんびり過ごすのは気持ちよいし落ちつくし、そうやって活力が自然にたまってくるのを待つのもよいのだけれど、賦活剤もあってよかろという。たぶん手先を動かすとよさそうに思えるから、なにかつくるもの探してみる?
2025年6月23日(月)
雨降りにつき水曜までお休みの連絡を入れた。降りだすまで間があったため、スーパーへ出かけていって買いものを済ませた。朝、開けた窓からにいにい蝉のじいーという声が聞こえた気がして、気のせいかなと耳を澄ませて過ごしていたらやはり聞こえた。今季の初鳴き。降ったり止んだり蔭ったり明るくなったり雷鳴がずっと聞こえていたりと不安定な気象のなか、夏至が過ぎたとたんに準備していたかのような夏の始まり。
2025年6月22日(日)
予約していた輸入ビール屋さんへ。前にいちど書いたことがあったと思うのだけれど、いろいろなビールの味わいをメモする趣味(なのかどうか)がある。そこのビール屋さんは北関東一ではというほどに輸入ビールの品揃えがよくてたまに訪れていた。ここしばらくは味の濃いもの全般にすこし飽きていたものの、今回は気が向いて再訪。店のご主人に変わり種やおもしろいものを見繕ってもらった。ビールの世界が広いことはご主人の話からしみじみと感じるので、波打ち際で貝を拾うように楽しむのが吉だなと思う。週間予報を見るとあすから三日間はお休みするような雨降りぽいんだよね。天気が相手のお仕事とはいえ自由だ……。いまの立ち位置って航路で言うなら、大西洋からマゼラン海峡を抜けて南海、太平洋へ出たような状態だと思う。船の難所を越えたら凪の海原が待っていたような。太平洋も渡るのは大変だとして、まあ羽休めよね。
2025年6月21日(土)
午前中は通所して、卒業者の体験を聴いたりゲームしたり。よく話していた方と連絡先を交換したりもした。うちへ帰ってくると相沢歩さんの夏草短編集が届いており、これはちびちびめくる予定。夏至につき『ムーミン谷の夏まつり』を床で読み進めることにして、おやすみ。