2017年7月9日(日) 百合が見ごろ

ガラムは一年ぶりくらいで喫う。クローブ香ならガンドゥンも面白いけど、こっちのぱちぱち爆ぜるのも、たまには。たばこってやつはだらしないほど画が映える。

もったいぶっていても気分は変わらないだろうし、すぐに秋が巡ってくるだろうから、山に行くの前倒しで検討してる。

どうも七月ってやつは七月感が薄いというか、現実が幾つかの層を作ってるように感じてる。月明りで影が出来てて、いい夜だよ。

2017年7月8日(土)

庭木をいじってると玉みたいに汗が出る。夕暮れに蜩の初鳴き。

今までつまんないことに拘って後悔してきたし、見栄は張らない方が生きやすいはず、なんてよく思う。

ハンドブックサイズのきのこ図鑑を買い足したいんだよね。近年はアミガサタケ科の分類がより細かくなったと聞くし、毒きのこの同定も進歩しているようだ。

それからホワイトウイングスや、二宮康明氏が設計したポリスチレン製の手投げ飛行機を手に入れた。作業机の上を片付けて組み立てたい。

2017年7月7日(金) 夏の大三角が見える

月の明るい夜。あの雨で木材が堆くせき止められた映像を見た。

これからどうするか。しばらく、なにもしないでいることを肯定してみる? そういうこと長くやると虚無というか、ばっくりと開いた黒いものに飲み込まれそうなおそれはあるんだよね。天気が良ければ三週間後の今ごろ、海岸でうだあっとしているはずだから、そのあと山の空気でも吸いにいって、帰ってきたら舵の切り方考えるか。

最近は自分自身の思考のルーチンが三つくらいにふるい分けられていて、過去の実績から・あのひとなら・後悔しないよう、判断するという感じ。もっと人を頼ることと主体的になることが課題っぽい。

それから、言動や文章に否定的な表現が増えるときはやつれているので、そういうときに思い出すべき習慣のリストをノートかなにかに書き付けて、携行するとよいように思う。

2017年7月6日(木)

明日は七夕。願いごとをぱっと思いつかないわりに晴れたら星が見えるかな、なんて思ってる。もうじき蜩が明け方に鳴き始めるから、ここでまた生活のサイクルを極早朝型へと変えることにした。

鮎を食べたいなあ。塩焼きと釜飯の定食に鮎の刺身を付けてたべたい。

2017年7月5日(水)

二十九日に一泊、大洗の海岸にほど近い民宿を予約した。天気予報次第でキャンセル入れるかも分からないが、屋根の下で眠れそうだ。ひとまず安心してる。

山陰と福岡に大雨特別警報とのことで、関東圏のラジオやテレビでも注力して報道してるみたいだ。この日記の2015年8月末辺りに、今ここが大雨特別警報、みたいに書いていた覚えがある。ああいう雨なら、ひどいだろうな。

これを書きながら聴いているA・O・RのDJ、ユキ・ラインハートさんがいつも番組の冒頭で語りかける「今だけでもリラックスしてお付き合い下さいね」が、今日はことさらしみじみと響く。

この七月は全国的に相当気温高めの気候になる予報が出ていて、蝉の声も遠慮がなくなってきた。あと宵の薄闇に鳴く虫。扇風機のうなりと一緒にじー、じーという声を聞いていると、高原で過ごした記憶とともに情緒を感じる。

2017年7月3日(月) あっつい

水出し麦茶を作り始めた。桃が美味しかったなあ。

宿もまだ決めていないのに、持って行く本を物色してる。どくとるマンボウ漂流記が良さそうだ。それから原付のハイビームが点かなくなってるんで、早めに直してもらわねば。

2017年7月1日(土) 焼茄子おいしい

とうとう七月に入ってしまったよ。

きょう初めて青しそを収穫し、夕餉の冷や奴に薬味として使った。小玉すいかの一番果は受粉が失敗したらしく落果。代わりに二番、三番果の子房が肥大を始めた。受粉から収穫まで35~40日が目安だから、上手く行けばお盆の直前に収穫できるはずだ。

こうやってふらふらと植物の世話をしていると、店頭に並ぶ野菜や果物は工業製品的な性質が強いのだなあ、ということを感じる。そして作物に限らず、注いだ手間に比べて消費って一瞬だ。

2017年6月29日(木)

終日薄日。午後から光化学スモッグ注意報発令。小玉すいかに二番、三番目の雌花が咲いたため、念入りに受粉させ日付入りのタグを付けた。日が暮れるころになり、今夏初のにいにい蝉が一匹で鳴くのを聞く。

農道を走っていて、どこか遠くへ行くのが楽しかったことを染み入るように思い出し、同時に海の記憶が蘇った。梅雨が明けたら海に行くか。素泊まりで安い宿、出来れば夜に波の音が聞こえてくるような海浜の宿を探すつもり。

先ほどちょっと懐中電灯を持って外に出ると、意外なことにもう夜の虫の音が聞こえてきた。梅雨明けにもうひとつ、テント泊で八方ヶ原へ行く予定も立てたい。

2017年6月28日(水)

夕暮れに、薄雲で天地の境目が明瞭でなかったり、空が青でなく赤みを帯びていると、ああ夏の空だなと思う。今日はずいぶんと蒸し暑い。

2017年6月26日(月)

lisnのお香というかインセンスが好きで、眠る前に焚くことがけっこうある。たばこや蚊取線香も好きなのでそのへんの節操はない。一方で香水など、火を介さない香りにはあんまり惹かれないなあ。

土/雨降り/潮の匂い/朽ち木/植物園/お茶、大雑把に思いつく好きなものでこんな感じ。火を付けてない葉巻の獣臭さ、あれすごく好きなんだよねえ。

で、いまインセンス焚いてる。こういうのは寛いでいるときはいいね。