2024年10月5日(土)

のんびり。おふとんでぬいとまどろむうち外は暗くなっていた。綺麗に貫通した雷管石と小さなルビー原石、それに磨かれたホワイトラブラドライドが届いた。そろそろおやすみ。

2024年10月4日(金)

図書館実習の最終日。そのあと定期通院先とスーパーを回って帰宅。今週もよくがんばりました。疲れが染み出してきて眠たい。

2024年10月3日(木)

午前のみ通所してあとはうちでのんびり。きのうに引き続き比較的穏やかな気分。こうした状態はじぶんにとって貴重な蜜というか、例えるなら風の町が凪いだり嵐の海に星空が出るようなもので、無為にふける贅沢で味わうもの。おとといの雑記にどうこうと書いたけれど、いまなら窓辺で過ごす夜があと12時間くらい続いてもいいと思える。早めに眠れるのはよい流れがあるときの傾向。今宵もそのように。

2024年10月2日(水)

午前のみ通所。夕餉のあとは30分ばかり散歩をした。思いがけないほど穏やかな気分で過ごした日。こうした好ましさには再現性がほしくなるもので、散歩はその試みのひとつなのだけれど、一方でまたとこない一瞬が日々なのではという思いもよぎる。とはいえ特に相反するものではないから、してみたいことならすればいいんじゃないかな。早めにおふとんへ。

2024年10月1日(火)

なにごともなかりし日。ぬい一名に洗われてもらった。一年前のここに一日72時間ほしいとか、二年半前には一日96時間ほしいとか書いてあり、その活力のみなぎりがなんだか信じられないような気持ちになっている。いまの生活に入ってからは疲れてなにもしたくないもんね……。一年単位ではそれだけの変動が起きるよ、というのがフラットな見方かなと思う。主治医の「やることやって生活しているんだから、よくやっていますよ」という言葉がなんとはなしの支えになっている。ほどよいところでベッドへ入るのがよかろ。

2024年9月30日(月)

三色すみれの種をそこらじゅうへ蒔いた。毎年秋に行う春への仕込み。ことしは元気不足で庭の手入れがおろそかになっており、そうしたときはしかたがないからできる範囲でできることをする。まあ植物もじぶんも生きものだから波はあるよね。ジギタリスもこれまで念入りに種をまいたおかげで庭のそこかしこにはびこるようになったのだけれど、いちばん期待していたアプリコットという花色のはまったく定着しないようにみえる。環境の相性かなにかで蒔いてもしかたがないのかなー……。庭の手入れは草たちが枯れてからでもよかろ。生きものたちは勝手な生命力でお気に召すまま根付いていくものだよ。

2024年9月29日(日)

午前中は産直をいくつもまわり、果物などを手に入れた。品揃えにセンスのあるお店も見つけたり。市街のそこかしこから金木犀が準備を始めた気配がほのかに漂っている。ストレス少なめでのんびり夜更かしをしていたらもう五時に近い。まあせっかくのお休みだしね。そろそろおふとんへ。

2024年9月27日(金)

図書館実習二日目。就労移行支援施設の責任者を務めていた方が今月いっぱいで退職されるのだけれど、じぶんは当日にはいないからと、そのご挨拶を作業中にいただいた。最初にお会いした際に就きたいお仕事を妥協する必要はないですと言ってくださり、それがうれしかったということを伝えた。誰かが去って行くときはさみしいものだけれど、別れの背中にはさみしさとほっとした感じの両方がつきものと、『ムーミン谷の十一月』に書かれていたことを思い出す。退職の理由について伺うことはしなかったものの、先方には都合や計画もあるのだろうから、やはりほっとした気持ちも感じているんじゃないかな。自分の人生に別れが流れ込みはじめたことをことしは特に感じるよ。場というものはたぶん小さな電車のようなもので、ひとはいっときそこに乗って移りゆく景色のなか、どこまで先があるのかわからない路線を揺られ、いつかはじぶんの降りたいところを見つけていく。午後からはなぜかもう一名とともに配架に呼ばれ、返却された本を書棚へ戻す作業を体験させていただいた。背表紙下の分類ラベルをもとに決まった場所へ戻すのだけれど、自分の視力がなんともあれだったこともあり、慣れるまで若干戸惑ったりもした。この作業を人力でするのは大変そう……。アニメの攻殻機動隊にロボットが図書館の本棚を整理している場面があったと思うのだけれど、あそこまではまだ行かなくとも、Amazonの倉庫のシステムのように「ここへ行って」というナビのようなのはないのかな。調べたら出てくるのかも。そうしてあまり疲れを感じるでもなくこの日の作業は終わり、うちへ帰ってきてからはぬいとのんびり過ごしていた。図書館実習は一週間後にもう一日あり、それはそれとしてあすも普段通り通所の予定。ほどよいところでおふとんへいこう。

2024年9月26日(木)

図書館実習。返却された児童向けの図書を、汚れを拭って綺麗にしたり、破れやほつれ、汚れがないか点検したり。淡々と進める作業がさしたる苦でもなかったのは、静けさとパーソナルスペースを持てる環境にもあったかもしれない。朝、いつも立ち寄るコンビニで店員さんが「しばらく見かけませんでしたねー」と話を振ってくださり、そのことできょうはよい日としたいと思えた。実習はあすと来週にもあるから、のんびりしたら早めにおふとんへ。