体調がすぐれず、やや低めのテンションのなか通所。細々とめくってきた初心者向けの世界史の本を読み終え、次はどうしようかと思ったすえ、橋本治『二十世紀(上・下)』(ちくま文庫)とユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(上・下)』(河出文庫)、ほか気になる本をいくつかAmazonでポチった。大航海時代からヴィクトリア朝にかけての時代に惹かれるのでそのようすをもっと知りたいのだけれど、ざっくり検索しただけではピンポイントな書籍は出てこない。基本が終わりあとは好きに漁りなさいというところへ来たみたい。思えば博物学や探検誌関連の書籍を本棚にプールしており、関心はじぶんより先に道を敷いてくれていたらしかった。高校ではずっと地理ばかり取っていたじぶんが世界史も面白がるなんて……なんだか、不思議だ。地学や地球科学、天文へも興味が伸びているあたり、より大きなものというか、閉じていた世界が開けて外界への眼差しが育っているのかもしれない。かつて地理の勉強で培った地球へのイメージがずっと導線になっているのは間違いのないこと。