きのうのネガティヴさは疲れも大きかったようで、一晩眠ると気分は晴れた。とはいえ身体に残った疲労は深く、なんとか通所はしたものの、周りの方から見てもその感じは伝わったらしかった。あすも体力があればよいのだけれど。ジャンル開拓をしたくて手に取ったエル レクエルドというメスカル(リュウゼツランでつくるお酒のテキーラの、さらに幅広い呼び名)が舐めれば舐めるほど美味しく、あっこれ扉が開けるやつだと変なかおをしていた。第一印象は薫香。ウイスキーのような感じ。味わうにつれ大地っぽさや植物の緑が感じられ、やがて舌が甘さに囚われている。酒びんの底には芋虫が一匹沈んでいた。一部のメーカーにそういう慣習があるのだとか。日本酒でもワインでも、あるいはどんな趣味でも、その分野になにかひとつ自分に合うものが見つかると、そこを起点にして好みを広げられるのだよね。メスカルやテキーラには開拓の余地がじゅうぶんあるなあ。